(00.11.28)

 

このシリーズでは、霊的トレーニングの指導霊団の方々の指示で活動中の
繁勝さんに、続けて登場していただきます。

 

  

 

第1回の続きからお願いします。

霊魂

















 

要するに、霊魂は地上では力が弱いのです。それは、地上が物質の世界だからです。それならば、地上の人間の中に高級霊魂と同じ考えを持った人がいれば良いのです。

地上は力の世界です。現代は民主主義ですから、数の多い方が勝ちます。ですが、それは数が力だからです。数に勝る力があれば、それが最強になります。

政治の分野ならば個人は無力です。ですが、地上で霊魂を学ぶ分野はそうではありません。より霊的身体が成長していて、霊的な意識が向上している人が最強なのです。

つまり、最も高貴な霊魂と交流し得る霊媒が、霊魂に対しては最高の存在なのです。

高貴な霊魂の方々は、随分と前から、そうした最高の存在を地上で育て、その人間に権限を与える事によって神霊の意図を実行に移したい、と考えておられたようなのです。

 

分かりやすく説明してください。

霊魂


















 

人間であれ、霊魂であれ、本来、神霊に逆らえる存在ではありません。ですから、その神霊の意図を表現することができれば、結果はどうであっても仕方がないのです。

ですから、神霊が人類を救わないとおっしゃれば、救わなくても良いのです。その逆もしかりです。

人間自体が、神霊を否定しては存在しえない生命体なのですから。

そこで、高貴な霊魂の方々は、地上に特別の技法を誕生させる計画を立てられたのです。その結果、地上に神秘なる技法が降りました。

ですから、この技法の地上の作成者は、霊魂達に対して権限をお持ちです。地上の人間達の自由意思に勝てない霊魂も、同じく地上の人間である作成者に主張を代弁していただくことによって、地上に意思を表現することが可能になったのです。

そのため、どんな高級霊魂も作成者に逆らえないのです。

 

では、一方的に救う、というのはどういった意味ですか。

霊魂

 

たぶん、神伝の法の頂点を作成した人が、自分の好みで勝手に人を救い、勝手に、救わない人を決めるのです。

 

 

好みで…、ですか。

 

霊魂




 

好みというと語弊があります。ですが、だいたいそうした意味です。

HPをご覧の皆さんはびっくりされたことと思います。でも、あなたは驚かないはずです。 実際、そうした事が頻繁に起きる事をご存じのはずです。

 

……。

霊魂













 

私も最初は驚きました。冗談だと思っていました。ですが、現実はいつも私達の考えを超えているのです。

高級霊魂方は地上の師に頭が上がりません。師の指示はいつも絶対です。

実際、たとえば、師が「あいつには関わるな」とおっしゃれば、その人の守護霊でさえ、その後、一切、その人間には関わりません。各人の守護霊も、上位の霊魂から任命されている存在にすぎないのです。

つまり、その人間は事実上救われることはないのです。

師が軽くつぶやかれたら、高級霊魂の世界では大騒ぎです。それが真意なのかどうかで、てんてこ舞いになるのです。

 

それでは、好みでは決めない、ということにすればどうですか。

霊魂






 

ところが、そうも行かないのです。

イエス師が処刑される時、一緒に処刑されることになった罪人を救われた話をご存じだと思います。

その話自体は本当かどうかは知りませんが、神霊と交流し得るレベルの師には特別な霊力があるのです。つまり、その時の師の気持ちしだいで人を救えるのです。

 

どんな風にですか。

霊魂











 

幽体に特別な幽気を入れるのです。そうなると、そのまま他界すると、幽体が下の世界には向かわないのです。

たとえば、物質の世界でも法則をうまく使うと飛行機で人間が空を飛ぶこともできます。これは、科学のない頃の人間にとっては信じられないことでした。

法則というものは、うまく使うと、不可能が可能になるのです。霊的世界の法則も同じなのです。霊力の強い方は、普通では考えられない事でもできる場合があるのです。

ですから、師の考え一つで、救う人間と救わない人間を分けるのではないか、と私は考えています。

 

高級霊魂の方々も同じ見解ですか。

霊魂

 

私がお仕えしている方はそう思っていらっしゃいます。ただし、それ以上に高貴な霊魂の方のご意思は分かりません。



 

ですが、それですと、他の国の人達は全く救われませんね。何といっても、世界の隅から隅まで回ることは時間的にも経済的にも不可能です。

霊魂

 

そうなのです。事実は時として残酷なものです。イエス師に巡り合えた人は力を得、そうでない人は力を得られませんでした。ですが、それは、仕方がないことなのです。

 

私はそんな話は聞いていません。

霊魂

 

それは、私では分かりません。



 

仮にそうであったとしても、、実際に救える人は少ないのですね。それに、師にその気がないと成り立ちません。

 

霊魂




 

そうかもしれません。それに、霊魂の世界の下層は残酷な世界のままです。

私がお仕えする方の話によりますと、ずっと上位の霊魂の方々は、地上の霊力者と神霊との契約という難しい事をおっしゃっておられます。

 

次回は更に深く話を聞きたいと思います。