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高級な霊魂の指示で活動中の霊魂の方に、「悪い霊魂」について いろいろと教えていただきたいと思います。 |
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私 | 前回の続きからお願いします。 |
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霊魂 |
人間が霊魂の世界に入る時、生前の行動の善悪が基準で住む世界が変わるのではない、ということは今更言うまでもありません。 そうなると、地上で本心から善人だった人でも下の世界に入ってしまうことがある、ということはご理解いただけると思います。 愛の心も同じなのです。普通、愛の心が強い人は霊的な質も高く、意識の影響を受ける幽体の質も高いことが多いのです。 ですが、地上の人の愛はその方向が物質的であったり、利己的であったりして、必ずしも、霊的ではないのです。 ですから、本心から愛を人生の指針として生きたような人であっても、霊的には悪い霊魂の影響を受けているということがよくあるのです。 |
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私 | 何か例をあげていただけますでしょうか。 |
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霊魂 |
たとえば、仮に正しい宗教があったとします。たとえば、イエス師が地上に生まれられて、弟子達を連れて説法なさったとします。 ところが、宗教に詳しくない人達は、世間でいう善くない宗教とイエス師の教えの違いなどよく分かりません。第一、関心もありません。 そうなりますと、愛の深い人であればあるほどに、自分の子供がその集団に入っていたら、必死になって奪い返そうとするはずです。 ですが、そうすれば、真剣な思いを持った子供達との間に強い念が交錯し、双方の幽体が傷つくのです。子供の方はイエス師の霊力の影響下に入りますから無事かもしれませんが、親の方はそうもいきせん。 そうした相克が深くなればなるほど、霊的には下の世界に向きやすくなるのです。 |
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私 | それは、思想的な活動をする子供を持つ親全てに当てはまりますね。 |
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霊魂 | 特に宗教関係が大変です。何しろ、実際にはその人達の正しいと思ってしている行動が高級霊魂の活動を妨害しているわけですから。 |
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私 | そうしますと、その人達の守護霊も立場がありませんね。 |
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霊魂 | そうなんです。ですから、いっそう、下の世界に落ちやすくなって行くのです。 その上、そうした人達は、高級霊魂の活動を妨害しようとする本物の悪い霊魂達が応援に来てしまう場合まであるのです。 |
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私 | もしもそのようなことになったら、どうにもなりませんね。 |
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霊魂 | 悪い霊魂が働く宗教団体との揉め事の場合でも同じことになります。つまり、今度はその教団に働く悪い霊魂達に直接襲われてしまうのです。それでも、霊魂を信じない人は、何も気付きません。 |
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私 | その場合は、死後、上の世界には決して行けませんね。 |
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霊魂 | 宗教団体と揉めることは、実は相当に恐ろしいことなのです。 |
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私 | ということは、愛が深くても下の世界に落ちた人は多数いらっしゃると考えなければなりませんね。 |
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霊魂 | つまり、そうした愛の深い人達は、霊魂になってから更に苦しみます。自分は無神論者だったのに、死後の世界があっただけでも混乱するのに、自分はそうしたことに頭から反対して子供と対立したりしているわけですからね。 ところが、そうした方達は下の世界に入ったために、霊的な正しい勉強をする機会がありません。むしろ、逆の教育ばかり受けてしまうのです。 |
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私 | では、落ち着いた所には、誤った知識を持つ方々が多いということですね。 |
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霊魂 | その結果として、間違った霊的知識を持って地上に出て来ては、より正しい霊的活動を妨害するのです。 |
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私 | 何とか目覚めさせることはできないのですか。 |
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霊魂 | 地上の宗教でさえ、一度洗脳されたらなかなか抜けられません。ましてや、絶対にないと思っていた霊魂の世界が本当にあったのですよ。その衝撃を利用して洗脳されて行くのです。 |
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私 | 何となく分かるような気がします。 |
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霊魂 | 彼ら彼女達は、正直なところ、私でも怖いです。そうした霊魂達は恐れを知らずに立ち向かってきます。その上、こちらの主張を一切聞こうともしません。ですから、悟らせることもできません。 それなのに、心の底から優しかったりするのです。そして、その優しい心を霊的活動を妨害する人達に、念として発しているのです。 そうなると、妨害する人達に愛の心が沸き出てきて、その愛の心で霊的活動を妨害しなければならない、というような正義感というか、使命感というか、そうした気持ちが引き起こされたりもするのです。 |
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私 | 強力な敵かもしれませんね。 |
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霊魂 | 私のような愛の少ない未熟な霊魂にとっては、恐ろしい悪霊なのです。 |
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私 | どうもありがとうございました。 |