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高級な霊魂の指示で活動中の霊魂の方に、「悪い霊魂」について いろいろと教えていただきたいと思います。 |
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私 | 悪い霊魂が神のお告げや高級霊魂、あるいは、宇宙的な存在と言って、人々を欺くのは何のためですか。 |
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霊魂 | それはもちろん、人々を操るためです。悪い霊魂が組織を実質的に牛耳ることができるからです。それだけではありません。最近では、宗教が嫌われているので逆の方法が流行っています。 |
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私 | どんな方法ですか。 |
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霊魂 | 逆に、組織を作らずに本を出版させたりするのです。つまり、そうした本を書かせる過程で、すでに著者を無数の霊魂が取り囲んでいます。 彼らは本の内容を思い浮かべながら瞑想したり、内容について思考している読者の幽体に作用して悪ふざけするのです。 思想的な内容で感動的であればあるほど、読者は想念を発します。それが霊魂達を引き寄せるのです。 |
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私 | そのような場合、読者達が感銘を受ければ受けるほど、心の中では宗教的な愛の心情が沸いて来たりすると思います。それが悪い霊魂達の邪魔にはならないのですか。 |
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霊魂 | なりません。つまり、霊魂の善し悪しは愛の深さではないからです。すでに説明しましたように、愛の深い悪い霊魂は下の世界に大勢いるのです。その霊魂達が上の世界に上がることはありません。 人間達はそれを知らないから常に錯覚するのです。たとえ、インチキや盗作の通信だとしても、書いてある内容が善ければ、善い結果を生むと。 ところが、そうは行きません。読者は少しずつ悪い霊魂の影響を受けて幽的に低下していきます。本の読者が本を読んで善い行ないをしたとしても、幽体は低下し、幽気の質が下がり、死後は確実に下の世界に行くことになります。 |
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私 | つまり、人格者でありながらも、下の世界に落ちることになるのですね。 |
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霊魂 | そうです。もっとも、実際には、人格者というよりも「変人」と呼ばれることが多いようですが。 |
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私 | 分かりました。複雑ですね…。 |
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霊魂 | 宗教や神秘哲学に詳しい人間は大勢います。そのうちの何割かは必ず下の世界に落ちて邪悪な霊魂の手先にされます。その中には善い人もいます。それを考えれば、本当に高級なお告げがいかに少ないかが分かろうというものです。 |
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私 | 実際には、本物の高級霊魂からの通信の方が世には出にくいのですね。 |
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霊魂 | そうです。 |
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私 | どうも、ありがとうございました。 |