3、霊 能 力 者 の 方 の 考 え 方


 霊能力者の方々にもそれぞれに考えがあります。中には偶然的に霊能力が身に付いたので、特に何も考える事なく霊能力者として生きるようになったという人もいらっしゃいます。
 しかしながら、それ以外の方は、大抵の場合は何かしら霊能力者らしい考え方を持っていらっしゃるものです。

 大まかに分類するとこうなります。

例1

仏教や神道を信仰していて、仏や神を祭り、その教えを基本として、霊能力者としての仕事をしていらっしゃる人。
例2 仏教や神道以外の信仰を基本として、霊能力者としての仕事をしていらっしゃる人。


直接的には宗教の信仰はしていなくも、霊的、神秘的な思想を持って霊能力者としての仕事をしていらっしゃる人。


霊能力を持つ事により、その結果として交流するようになった神や仏、霊魂、宇宙人等の教えを基本として霊能力者としての仕事をしていらっしゃる人。
その他。

  日本では昔から山で修験道(山伏)などの修行をして神通力(神秘的な力)を身に付け、里に下りて祈祷などを行なう人達がいました。
 そうした伝統の中、各地に小さな生き神様や生き仏様がいて、庶民の相談にのっていたのです。
 ですから、霊能力者は普通、仏や神を説くことが多く、教えを受ける存在でもありました。
 ところが、最近はその特異な能力を追求するあまり、技術だけが注目される傾向にあります。これは、本来、伝統的な霊能力者の道ではありません。それはあくまでも信仰を基本にした人助けであったのです。

 現代は宗教が嫌がられる時代です。こうした時代には『宗教とは関係ない』と、わざわざ断り書きをする人達が増えています。宗教の評判が悪すぎて、そうしたものと一緒にされるのは迷惑なのかもしれません。

 結局、最近の霊能力者の傾向としては、現役の僧侶や神主さんは別として、他の人達は霊能力だけを求められるようであり、それに付随した宗教の教えは無視される事が多いようです。
 そうなると、各霊能力者の皆さんも、生きるためには、自分の考えを非宗教的に表現なさる傾向にあると思えます。

 しかしながら、大勢の霊能力者の皆さんの考え方は、基本的には人助けの精神にあると推測されます。その精神の強弱がそれぞれに違うのは言うまでもない事です。