1 正しい生き方とは
人にはそれぞれ自由意思があります。ですから、一人一人自由な人生を送れれば最良でしょう。
ですが、社会にはルールがあります。もしも、仮に皆それぞれに勝手に生きたら大変な事になります。泥棒は当たり前で、人殺しまで普通になってしまったら、誰も自由には生きられません。より自由を求めるのは自然ですが、そうは言っても、人は社会で生きる以上、決まりごとの中で生きるしかありません。
そうした決まりごとも、実は国や時代でまるで違っています。キリスト教の社会での良識とイスラム教の社会での良識は違います。
国によって、宗教によって、それぞれに規範が違います。国によっては、一夫多妻でも構いません。また、離婚を認めるという国も、認めないという国もあります。それらは基本的にそれぞれの国の根強い宗教の考えによっています。
日本でも、これまで歴史では、倫理の基本は儒教でした。最近、流行っているスピリチュアリズムが勢力を持ってくれば、そうした考えも社会の規範に影響を及ぼすかもしれません。少なからず、そうした考えを人生訓として生きる人達も出てきています。
宗教や霊界通信などは、人の生き方そのものの根幹になってきました。霊魂からの通信はそれほどに大きな意味を持っています。実際のところ、死後の世界があるという前提で生きるか、ないという前提で生きるかでは、とても大きな違いがあります。
悪い事をすると地獄へ落ちると本気で信じている人達は、そうでない人達よりも犯罪に走る心が起きにくいと推測されます。だからこそ、昔はそうした教えを広めたこともあったのかもしれません。
いずれにしましても、この世をどう生きるのかによって、死後の世界での生活が変わってしまうとなると、死後の世界を知る事は大変重要になりますし、それだけではなく、では地上をどう生きれば良いのか、が大きなテーマとなります。
霊的世界からのメッセージによる人間の人生について考察してみたいと思います。