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霊的な生き方とは


8 幽的な栄養

 幽的な栄養を得るには、その栄養が存在する場所へ行かねばなりません。そこで栄養を得れば良いのです。

 では、それはどこなのでしょうか。世界中にあります。いえ、ありました。しかし、今はほとんどなくなってしまいました。 幽的な栄養は、昔は神社やお寺にもありましたし、教会や新興宗教の施設にも存在していたのです。

 つまり、人が信仰心を持って集まれば、それを高級な霊魂が感知するので、その場所に高級霊魂が霊的な栄養といい得るものを降ろし得たのです。真面目な信仰者が集まっていれば何教でも良かったのです。信仰も生き方も自由なのですから。

 ですから、多少であれば教義に間違いがあっても大きな問題ではなかったそうです。

 ところが、最近は違っているそうです。唯物論の国ができたり、魔女狩りをする教会ができたりして、伝統的な宗教の質は、霊的な視点から見た時、徐々に下がってしまい、高級霊魂が力を降ろせなくなってしまったそうです。信仰宗教も、詐欺のような団体や暴力的な教団、嘘ばかりの教団が増えてしまい、どんどん霊的に良好な団体が減っていったとの事です。

 もともとは、世界中のどこにでもあった幽的な栄養が、今では探しても、なかなか見当たらなくなってしまったのです。

 特に、最近困った事が起きたそうです。一部の犯罪者集団などの影響で、人々が信仰や宗教的団体を嫌がるようになってしまったのです。その為に、「宗教とは関係ない」と言わないと商売にならない、と言う占い師も出てきたそうです。

そのため、家で霊的な本を読んで祈っていれば霊的に進歩する、と錯覚する人達まで出てくる有様です。個人の家庭に霊的な栄養はありません。いくら祈ってもどうなるものでもないのです。

 人々が集まってすら、簡単には栄養が得られにくい時代になったというのに、ただ本を読んでいても仕方がありません。スポーツで言えば、チームに入って練習しないと旨くなるはずがないのに、本だけ読んでスポーツができると錯覚しているようなものなのです。

 本を読んで食べ方を学んでも、何も食べなければ栄養になりません。本は肉体の脳を使用する意識に新しい情報を与える事はあっても、本から幽的な影響を吸収できる訳ではありません。  日常生活で本に書いてあった教えを実践しても、それで幽体が強くなる事はないのです。

 人に愛の心は大切です。ですが、それを唱えるだけでは霊的な人生にはならないのです。 幽的な栄養を得る為には、人々が集まり、栄養が頂ける場所を作ることから始めなければならないのでした。 

 そして、それこそが、人々が一番嫌がる『団体』と言うものなのです。

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