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霊をさぐる
霊をさぐるためには?
霊魂学の目標

1 霊的な環境 

 今、世界は、少なくとも日本は、随分と環境が悪くなりました。物理的な次元での環境の悪化も問題になっていますが、霊的な環境の悪化はそれ以上だと言えます。

 物理的な環境が悪くなれば、人は住む事ができません。地球が放射能で一杯になってしまえば、庶民が全員、核シェルターに入ることができ、そこで食物を生産することが可能でない限りは、生きる事すらできません。そんな世の中にならない事を願っています。

 ですが、問題はそれだけではなかったのです。霊的な環境も随分と悪化していたからでした。霊的な環境は目には見えません。数値を計る事もできません。霊魂の存在自体が認められていない時代では、それを語る人も、信じる人も、少ないのが実情です。しかし、これは霊的生命体にとっては大問題だったのです。

 このHPをお読みの方は概ね霊魂の実在を信じていらっしゃることと思います。それを前提にして語っています。

 この世は物質の世界ですが、同時に霊魂も干渉し得る世界です。人間は肉体だけでなく、『幽体』という霊的な身体をも所持しています。この世界は空気で覆われていて、人は酸素を吸収して生きています。高級霊魂からのメッセージによりますと、それと同じように、幽体は霊魂学で『幽気』と呼ばれる霊的な気を吸収しているらしいのです。その幽気の質が低いと、幽体は不健全になりやすく、質が良いと健全化しやすいとの事です。

 つまり、霊的な環境が悪いとは、この幽気の質があたかも排気ガスのようになっているという事なのです。そのために、各人の幽体が不健全になってしまい、幽体からオーラと呼ばれる光のようなものが出にくくなってしまっているとの事なのでした。その状態は、高級な霊魂との接点がなくなる事を意味しているそうです。

 別の見方をすれば、高級な霊魂が人間に寄りにくい環境であるということは、邪悪な霊魂にとっては、人間に寄りやすくなるということなのです。人間にとって好ましくない霊魂が寄って来やすくなるという事は、その霊魂達の放つ霊的な気によって、霊的な環境が更に悪くなるという事なのでした。これは、霊的には随分と悪い悪循環なのです。

 どんどん霊的な環境が悪くなり、幽気があたかも放射能汚染のような状態になってしまったら、人々の守護霊や指導霊はほとんど活躍できなくなってしまいます。そして、人々はどんどん邪悪な側の影響を受けやすくなって行きます。

 死後の世界に入ってからのみでなく、この世に居る間もずっと、霊的な悪影響を受けながらの生活を余儀なくされた人々の苦悩は、更に増大することが予測されるのです。どれほど物質的に豊かになっても、この世は精神的な苦悩で満ち溢れています。これでは到底、幸福な社会とは言えません。これからどんどん苦悩が増して行くことが予想されます。


 霊魂学はこのような悪い環境を改善したいと考えているのです。

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