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オーラ編

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8 本当のオーラ

 最近は、オーラについて様々に論じられているようです。

 インターネットを見ますと、性格をチェックしてオーラを判定するとか、オーラの色で人の人格を語るとか、中には、オーラの写真を作ってくれる所まであるようです。

 実際のところ、それらは、コンピューターグラフィックで作るのであり、実際のオーラではないとの事でした。それでも、多くの人達はそうした物を、これからもどんどん信じるようになって行くのでしょう。霊魂学としては、きちんと自説を主張しておくべきと思われます。

 ここでは、簡単にこれまでの流れを整理しておきましょう。

まず、日本の神秘愛好家の間に、リードビーター等、神智学系の人達の本が発行された事により 『オーラ』 という言葉が広まったと考えられます。そこには、オーラには各種あり、どれも綺麗な色で、卵形をしているように紹介してありました。これが、日本でいまだに、オーラは卵形をしていて複数の色が付いている、と考えられている理由なのです。

 更に、ヨーガでは 『チャクラ』 というものが人体にあり、聖者のそれは、丸い形状をして輝いていて、7つある、という本が出て以来、日本では、超能力を開発しようとする人達が激増し、チャクラを開発すると超能力が付きオーラが大きく輝くようになる、と考えました。オーム教団もこうした流れの一つだと言えます。

 また、中国でいう 『気』 を操っても超能力が付く、という本が出ると、仙人を目指す修行を実践し、超能力を身に付けようとする人達が現れました。その結果、気が見えたり感じたりする、と言う人達が登場するのでした。

 やがて、時が経つと、オーラという言葉が一人歩きするようになりました。テレビでは、「貴方には大きなオーラを感じる」という風に語るタレントさんも出て、オーラという言葉が日常的に、普通に使われる用語になってきたのです。

 現代は、『オーラの泉』という番組ができたり、「オーラを鑑定します」という人が増えたりで、それだけで商売が成り立つような時代になったようです。

 その結果、オーラの意味を深く考えない人達が、様々に「オーラが見える」とおっしゃるために、何がオーラなのか、捉え方が人によって異なってしまったと思われるのです。

 たとえば、仙道(仙人を目指す修行)でいう『気』をオーラだと思っている人がいます。一方、幽体から出るオーラをオーラだと言っている人もいるのです。更には、人体から出ている微弱な磁気などをオーラだと言う人もいるそうです。そして、それら全てをオーラだと考えている人もいるようです。

 つまり、それぞれにオーラの定義が違うのです。そのため、言っている事が人によって異なり、その内容はバラバラになっているのです。

 まず、『オーラ』と『気』は違う、ここから始めなければなりません。

 『オーラ』は霊的な身体から出る光のようなもので、そこには霊的な状態しか現れません。今、一般の人々がオーラだと語っているものは、何を指しているのかすら、よく分かりません。

 霊魂学では『気』にも種類があると言っています。気は訓練すれば誰でも感じられますが、『オーラ』は無理なのです。また、肉体と密着している『気』もありますので、そうした『気』は肉体の状態とも関連していますが、脳の中の心理とは無関係です。

 また、『オーラ・ヒーリング』という言葉を使っている人達がいらっしゃるようですが、それを言うならば、『気のヒーリング』のはずなのです。『気』の一部は、肉体に作用しやすいのです。

 したがいまして、現代の日本では、『オーラ』という空想上のものが語られていると言わざるを得ないのが現実なのです。

 実は、霊魂学では、西洋神秘主義のオーラの考えも誤りだと言っています。幽体を越えた、高貴な霊的身体から出る『オーラ』は、物質の世界で言う色では表せないと主張しているからです。そして、すでに、説明済みですが、霊的知覚者は、霊魂の操作によって、そう見える、と感じているにすぎないからです。

 霊魂学では、まず、幽体のオーラを強く、大きくする事を勧めています。

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