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霊魂学の特徴

霊魂学の特徴 5


 霊的な環境の高級化や幽体の高級化を重視するという点は、霊魂学が他と異なる大きな特徴といえるでしょう。

 幽体は死後の世界で使用する身体です。人間にとっては非常に大切な身体であるといえます。

 ですが、幽体については、他ではほとんど語られていません。それは、大きな勘違いがあるからなのです。多くの霊界通信では、死後の世界に入ると老いていた人でも若くなり、病気で寝ていた人でも立って歩けるようになるとしています。そこには、人が死ぬとその幽体は健全になる、という勘違いがあるのです。

 実際には、肉体が消えると、肉体の病気や老化は消えるのですが、幽体が健全になり、霊的に高級な身体になるという事はないのです。

 たとえば、高級な霊魂と呼ばれている霊魂方の身体は、より下の世界の霊魂から見ると眩しいくらいに輝いて見えます。それは、身体の質そのものが高級だからなのです。

 死んで間もない人の幽体は、確かに病気で寝ていなくても済むような身体にはなっていますが、幽体の性質そのものが霊的に高級になるわけではないのです。輝いていることもないのです。言うまでもなく、そのような幽体のままでは、天使のような世界に住むことはできないのです。

 霊魂学では、この地上という貴重な空間に住んでおられる皆さんにぜひ行なっていただきたいものとして霊的トレーニングを勧めています。霊的トレーニングは霊的な身体を高級なものにすることを可能にします。その結果、私達はより高級な霊魂が住み得る世界に入りやすくするのです。つまり、今、この地上にいる間にぜひとも霊的身体を高級にしておくべきだと言えるのです。

 霊的トレーニングは魂の全体としての進歩をもたらしますので、幽体も高級化しやすくなります。(もちろん、その上の霊的身体のための霊的トレーニングもあります。)

 地上にいる間に幽体をより健全にし、より高級にすることは魂にとって大変重要な事なのです。なぜならば、幽体が活力を持つことにより、幽体から発するオーラは強く大きく伸びるようになるからです。幽体オーラが強く大きく伸びる事で、私達は守護霊や指導霊といった高級な霊魂の影響を受けることができるようになります。逆に、幽体の状態が悪く、幽体オーラもほとんど出ないということになりますと、不道徳な意識を持つ霊魂や低い幽気の影響を受ける事が心配されます。それは、状況は個々に異なりますが、人生が思わぬ方向に引っ張られてしまうことにもつながります。死後の世界のためだけではなく、この世を生きるためにこそ、幽体の健全化はなくてはならないものなのです。

 頭だけで霊魂を勉強し、善行ばかりを考えていても、それだけでは幽体は強化されることはないのです。

 霊魂学の特徴5、それは、霊魂学は霊的な環境を良くする事や幽体の高級化を重視する、という事なのです。 

(111120)

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