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06 死後の世界や霊魂について知る方法

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 死後の世界について知るには二つの方法があります。まず一つは自分で行って見る方法です。

 これは、もちろん、一般の人では不可能です。「死後の世界へ行ってきた。」と言う人もいますが、それが本当かどうかを確かめる方法がありません。他の人が行ったという話は信用できるのかどうかという事になりますが、その人の人格が信用できても、そこに錯覚、見間違いがある可能性もあります。また、その方法が問題になります。

 例えば、夢の中で行った、という話はまず信用できません。夢は肉体の脳が作用しているわけですので、実際の死後の世界に行ったという事は考えにくいのです。行ったとすれば、幽体離脱した、という事になります。幽体離脱というのは、肉体から『幽体』という霊的な身体が離脱して死後の世界を見てくるというものです。その為に、世の中には、幽体離脱を訓練している人までいるようです。ですが、これには、大きな問題があります。

 仮に、幽体が本当に離脱しえたとします。しかし、本当に死後の世界まで行けるのかどうかという点が一点目です。次に、仮に行けたとして、その間、本人の意識はどこにあるのか、という点です。更には、幽体が死後の世界を正確に見てきたとしても、肉体に戻った時に、肉体の脳がその記憶をどのようにして知るのかという点が二点目です。

 肉体の脳は肉体と共にあります。幽体は死後の世界にいます。そこでの体験を幽体の脳が記憶しているとしても、肉体に戻った時に、肉体の脳に記憶が移らなければなりません。あるいは、寝ている人の肉体の脳が同時進行で幽体の脳の情報を受け続けていなければならないのです。果たしてそれができるのでしょうか。普通の人ではできるはずがありません。もしも、仮にできる人がいたとすれば、それば特別な技法を持ったスペシャリストという事になります。

 しかしながら、スポーツの世界でも他の分野でも、人並みの努力ではとうていスペシャリストにはなれません。それを考えれば、貴方がそうした事に挑戦してもあまり意味のある事とは思えません。むしろ、危険だと言えます。

 脳の事は専門家でもまだまだ未知の分野でしょう。そんな分野に自分勝手に踏み入って何かしらアクシデントが起こったらどうなるのでしょうか。貴方の脳や意識は正常でいられるのでしょうか。一生、病院から出られなくなるかもしれません。

 幽体離脱して死後の世界を見ようなんて、決して思わないことです。



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 幽体離脱して自分で見る事はまず無理です。それに、他の人の体験も信憑性に欠けます。普通に考えれば、夢の中に肉体の脳の影響が一つも入らず、純粋に死後の世界の事のみを捉えられるという事は考えにくいからです。 

 というよりも、限りなく不可能に近いと思われます。夢日記という本もありましたが、昔の人の本の信憑性を正しく論じるのは難しいと思えます。

 そこで、もう一つの方法を考えねばなりません。霊魂に聞く方法です。これは、一般の人には不可能です。ですが、夢や幽体離脱よりも信憑性があります。一部のスペシャリストであれば不可能とは言えません。

 霊媒実験の歴史はこうした際でも役立ちます。歴史上の成功や失敗が教訓になっている為に、真の霊媒を育てる事ができれば、不可能とは言えないからです。もちろん、完全とは行きません。およそ、人間を使用する限り、人間の肉体、特に脳の影響を完全に排除する事は困難と言えます。ですが、私達が知り得て役に立つ事は確かです。

 霊魂と霊媒の真剣な努力と訓練があれば、霊魂の主張を表現し得るからです。

 このHPでは、そうした事につきましても、言及しています。

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