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10 歴史的な名霊媒


 
名霊媒といえば、西洋では『霊界通信』と呼ばれるものが有名です。最近流行のスピリチュアリズムでご存じの方も多いと思いますが、霊媒とは、実は霊魂との仲介役という役目ですので、他の分野にも存在し得るのです。

 例えば、宗教の世界で神様や仏様のお告げを受けたという方も広い意味では霊媒と言えるのです。問題なのは、宗教の世界ではそのお告げが信者にとっては絶対なので、他のお告げよりも絶対に自分達の宗教のお告げの方が正しい、という世界であるため評論が難しいことです。  

 たとえば、イスラム教の場合、アッラーの神のお告げは信者にとっては、議論するまでもなく、正しいという事になります。そして、お告げの主は神なのであり、霊魂では有り得ないのです。こうした分野の真偽も、実は人類にとっては重要な事なのだと思います。

 ですが、ここでは、宗教の世界の事は脇に置いておいて、それを除いた分野について記して行きたいと思います。もっとも、霊魂との通信の内容は、先にふれましたとおり、科学性を有していません。科学者から見れば、神秘的で空想的な分野だと言えます。そのような立場から見ると、空想的な存在を前提として語る主張は皆、宗教の分野に入るとも言えるのでしょう。

 実際、このHPの監修者はそうした視点から見れば、霊魂学もスピリチュアリズムも皆、宗教の分類に入ると記しています。ですが、それは宗教という言葉の定義上の問題となります。ここでは、宗教の世界を狭く捉え、伝統的な宗教は別なものとして、霊媒による通信について記したいと思います。伝統的な大宗教では、死後の世界や霊魂について詳細に語っているお告げはそれほどないよう思えます。ですから、ここでは対象に致しません。

 現代の社会において、霊媒や死後の世界を語る方で有名なのは、いわゆるスピリチュアリズムと言われる西洋霊界通信と、テレビに出ていらっしゃるタレントさん等だと思われます。こうした方々の中にも、上下高低、本物偽物があることでしょう。それぞれの個々の批判が誹謗中傷になってはいけないのですが、正しくないものに騙されてはならないことは言うまでもありません。

 そういった意味では、霊魂学の考えを正々堂々と主張する過程で、理論的、実践的な面からの結果として、他の方々の批判になる場合も有りうるのは、やむをえないことと思われます。

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