霊に関する総合知識サイト
霊をさぐる
霊をさぐるためには?

霊をさぐるための方法について


16 通信の内容

 霊界通信を信じる人達の多くは、通信内容を比較して、通信して来る霊魂の高低を判断すると言います。内容が高度であれば高級な霊魂で、そうでなければ低級霊だと言うのです。ですが、本当にそうなのでしょうか。私にはその「高低」という事も、人格と同じで主観的要素が強すぎるのではないかと思えてしまいます。

 人生に対する訓示などに対して評価するのは、およそ科学からは遠い発想です。そうした発想がむしろ大事な事を見落とす事に繋がっているように思われます。高級といわれる霊魂が人間の身体を使用して主張を伝える事は実に難しい事です。言いたい事がなかなか表現できません。ですから、一見、稚拙な主張に見えても、実際には高級な霊魂が控えているという事もないとは言えないのです。霊媒も訓練を積まないと、霊魂が高級なほど難しくなるからです。

 ここでも、監修者の言葉を紹介しましょう。

 「霊魂からの通信の高低を一般の人が判断するのは不可能である。判断し得るのは、霊魂を正確に見る事ができる人か、霊魂から情報を得られる人だけである。そうした人は判断できる。その霊媒に関与している霊魂が分かるからである。そうでなければ、本を読んでも判定は不可能である。それは、結局、推測の域を出ないのである。ましてや、科学性など皆無である。

 今、生きている霊媒の真偽であればともかく、他界された人では霊魂を見うる人でも判定しようがない。霊魂から聞き得るだけである。それにしても、その情報が正しいという客観的証拠はない。つまり、断言する事など無理なのである。」 との事でした。

 私達は断定はできませんが、今、生きている霊媒の主張を聞く事はできます。その主張はこうでした。

 「一般の人が霊魂からの通信の真偽を知りたければ、まず、それが単なる訓示なのか、霊的な事実なのかを知る事である。

 単なる訓示であれば、仏教の方が高いと言う人もいる。その決着は個々の主観的判断でしかない。よって、霊魂からの通信であるとは言い切れない。

 ただし、霊魂にしか知り得ない事を主張していれば別である。しかし、その場合、その霊魂しか知り得ない事柄が正しいのかどうかが判断できない。科学的な根拠はないのだから。

 つまり、一般の人には結局、判定できないのである。しかし、それでも、自分なりの判断をしなければ先には進めない。ここに問題がある。」

 との事でした。

※「霊魂と交信する技術」参照

[戻る]