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 霊をさぐる

霊をさぐるためには

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「霊魂学では心の向上を無視している」と誤解しておられる方がいるようです。それらの人達には、どう答えれば正しく理解していただけるのでしょうか。


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霊魂を信じる人達の多くは、死後の世界に入る際、善い事をすれば上の世界に入り、悪い事をすれば下の世界に入ると考えています。ですが、霊魂学ではそれを間違いだと言っています。幽体の状態により、それに相応しい世界に入る、と言っているのです。

つまり、心の状態や行為の善悪ではなく、霊的身体にふさわしい世界に入るだけだと主張しているのです。

それまで、心の状態や行為の善悪で死後の世界のランクづけが決まると考えてこられた人達は、心を軽視していると捉えてしまうのでしょう。

ですが、ここで確認しておくべき事は、霊魂の世界へ入るに際しては、『幽体』が問題になるという事なのであり、心が未熟で良い、とは一言も言っていないという事です。

霊魂学では、人は基本的に自由であり、個々の人の生き方には干渉しません。ですから、「こうしろ、ああしろ」とは言わないのです。ですが、心が成長してはいけないという事ではないのです。むしろ、表面意識(心)の成長は霊的世界、あるいは宗教的世界では、基本中の基本となりますので、改めて記すまでもないことと言えます。

実際、霊的調査などでは、表面意識の成長について指摘される方も大勢います。また、幼児期や学童期の子供達の心理について指導を受ける保護者の方達もいます。実際には、随分と心を重視しているのです。

ですが、心の問題は人それぞれで、一般論では語りにくいものなのです。皆、それぞれに生まれも育ちも違っています。そのため、一人一人悩みの性質も違うのです。

ですから、霊魂学の会では、基本的に個人指導なのです。霊的修行の会では、おおむねそうなると思われます。もちろん、これは少人数なのでできる事です。人数が多くなれば、事情が異なってくる事も考えられます。

霊魂学でも、もちろん、愛を重視しますし、心の成長は重視しています。

ただ、霊魂の世界に入る時の上下の決定の基準が、霊的身体の質なのだという事です。

また、心は表面意識のみではなく、もっと深く潜在している意識も存在しています。それら全ての意識をも含め、心の成長が大切だと主張しております。

そのために、霊的トレーニングを指導しているのです。





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