霊に関する総合知識サイト
 霊をさぐる

霊をさぐるためには

3

真に高級な霊魂からの通信を得る霊媒の条件は、人格よりも幽体の状態の方がより大切になるという事は分かりました。

ですが、霊魂を語るHPの中には、霊媒の心がオーラに反映し、そのオーラが綺麗だと高級な霊魂と通信できるとか、霊媒のオーラと霊魂のオーラが融合すると高級な霊媒現象が起きるとか主張しているそうです。

それは正しいのでしょうか。


3

時々、そのような主張をする人がいるようですが、霊魂学的には意味不明な主張です。

まずは、『オーラ』とは何か、という事が問題になります。その定義が食い違っていると、話がずれてしまいます。ですが、話が長くなりますので、ここではそれについては省略させていただきます。(オーラ編  参照)

まず、オーラと呼ばれるものがあるとして、霊魂の視覚に入りうるオーラが、ここでは問題になります。霊魂学の主張では、『幽体』を身体として使用している霊魂は、霊媒の幽体から出るオーラを視覚します。             


幽体を身体として使用している霊魂は、『霊媒の幽体』や『幽体から出るオーラ』、更には、『霊媒の幽気』というものを視覚します。

幽体、幽体から出るオーラ、幽気、これらはいずれも肉体ではありません。ですから、肉体の脳とは直接的な関係はありません。幽体と肉体は重なっているので、相互に影響はありますが、基本的にはそれぞれ別の次元のものなのです。そのため、肉体の脳がどのような感情を持っていても、それですぐに幽体が変化する事はありません。霊魂は霊媒の肉体の脳の感情ではなく、まず、『霊媒の幽体』、『幽体から出るオーラ』、『霊媒の幽気』を見るのです。

仮に霊媒の心に反応するオーラがあったとしますと、それは、肉体と同様の次元のものになりますので、物質という事になります。であるならば、科学で発見できているはずです。仮にいずれ発見できたとします。そうだとしても、それは物質の次元の物なのですから、霊魂にとっては干渉できない物となります。 

つまり、大変美しい心を持っている霊媒がいて、それを反映するオーラを発していたとしても、高級な霊魂にとっては異質の次元のものなのです。たとえば、霊媒が医師に薬品を投与されて一日中微笑んでいて、決して怒らなかったとします。あるいは、一日中、博愛の歌を歌っていたとします。その霊媒の心を反映するオーラがあれば、随分と立派なオーラになる事でしょう。

それが可能であるならば、高級な霊媒を誕生させる為には、皆、薬を使ったり、脳に刺激を与えたりして霊媒の脳を操作すれば良いという事になってしまいます。科学が高級な霊媒を作り出す事になるのです。

現実は、もちろん、そうではありません。肉体の脳に反応するような次元のオーラと、霊魂のオーラは融合などしないのです。

霊魂の身体は幽体ですので、幽体から出るオーラを発しています。そのオーラと融合するというのであれば、霊媒の『幽体から発するオーラ』と融合するはずです。その『幽体オーラ』とは、肉体や肉体の脳を使用する心ではなく、幽体自体を鍛えないと大きくはならないのです。

結局、一番大事なのは、まず『幽体』、『幽体から発するオーラ』、『幽気』なのです。それらが、通信してくる霊魂が接近しやすいような高級さを持っている必要があるのです。幽体の訓練法には神伝鎮魂法があります。その訓練をしている霊媒こそが高級霊魂にとっては最良の霊媒ということなのです。


霊媒の心も重要な要因の一つです。ですが、それは、使命感、覚悟といような意識だと言えます。それは、ニコニコしていたり、口先だけの博愛を語ることを言うのではなく、霊的生命体としての人間の本質を追究する精神だと言えます。




霊をさぐるためには