3.良い事をしても、悪い事をしても、

      死後行く世界には一切関係がないのですか?
(00.07.29)

 A. そうではありません。

原則として、無関係なのです。けれども、個々には、そうした傾向がないとも言えません。

たとえば、ある人が誰かを殺したとします。その殺人者は、当然、相手の家族から恨まれます。その場合、恨んだ人の強い念が、恨まれた人の幽体に突き刺さる事があります。その結果、その犯人の幽体は傷ついてしまいます。それがあまりに強い影響を持つようですと、死後の世界へ入っても、その幽体の傷のために、上の世界には馴染めず、結局、下の世界に入ってしまうといった事があります。

良い事をした結果、上の世界へ行けて、悪い事をしたから下の世界へ行く、というのは基本的には間違っていますが、悪い事をすると他の人から恨まれやすいので、結果として下の世界へ行きやすいということがあるのです。

つまり、悪い事をしたから下の世界へ行くのではなく、人に恨まれるような事をしたので下の世界へ行きやすい、と言った方が正確なのです。

そうなりますと、人に分からなければ、悪い事をしても恨みを買わず、下の世界へは行かないで済む人もいます。逆に、悪い事はしていないのに、逆恨みをされて、下の世界へ入ってしまう人も出るのです。

結局、法律に違反しようとしまいと、霊的には関係がないのです。関係があるのはむしろ、その行為による他の人達の反応なのです。

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