霊 的 進 歩

3.団 体 U



 霊的トレーニングを行なうのに良い団体の見分け方を教えて下さい。


  まずは、そこで教える霊的トレーニング(霊的修行)の価値です。これが一番大切です。 霊的トレーニング(霊的修行)の価値が低くてはよい団体ではありません。
  他はそれほど大きな問題ではありません。あまりに会費が高額で入れないという団体だと諦めるしかありません。しかしいくら会費が安くても、霊的トレーニング(霊的修行)の価値が低くては何の意味もありません。



 では、もしも、良い団体を見つけたらどういう事に気を付けたらよいでしょうか。


  団体が大きくて組織がしっかりしている場合はよいのですが、小さい場合は、どうしても一部はボランティア的に運営されています。そうなりますと、全てプロが運営している組織に比べると、ミスや不手際があります。

  ですから、そうした事は前提として積極的に霊的トレーニングを学ぶ事です。
  また、初心者もいずれは先輩になります。そうなると、後輩達のために活動する事も多くなります。教祖や幹部から強制的に命令される組織は別ですが、自主的に活動する組織の場合は、熱心な人がいないと運営出来ません。ですから、どなたも失敗を恐れず、積極的に活動すると良いでしょう。そのため、団体の主宰者も多少であるならばミスもやむをえないと考えていると思えます。

  もちろん、後輩や団体のために何も貢献していないのに、皆のために積極的に活動している人の欠点を指摘して、酒の肴にするような事は慎まねばなりせん。
  ましてや、裏で人の足を引っ張ったり、誰かを引きずり下ろしたりしてはいけません。
  先輩の活動に異議がある時は、正当に質問して改善を求める事が大切です。

  つまり、霊的な団体は人が集まれば集まる程、人間関係や運営が難しくなります。だからこそ、霊的な進歩を目指す人は、いたずらに、いろいろな団体の悪口を言うのではなく、どうしたら良い団体が出来るのかを考えるべきなのです。



 それは霊的進歩を求める人なら団体に所属しない人でも同様ですね。

  そうです。宗教団体や神秘、霊的団体には犯罪的な団体もあります。それらは許されるべきではありません。しかし、高度な霊的進歩には、霊的な技法を教えてくれる団体が不可欠です。
  今大切なのは、ただ悪い団体を批判するばかりではなく、なんとかして正しい団体を作る事なのです。


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