宗教と霊
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3.救世主を名乗る宗教家
 

Q. 救世主を名乗る宗教家が何人もいます。彼らは全て単なる金儲けなのですか。
A.

























結果としては、そう言われても仕方がないと思えます。ですが、何も最初からそうであったとは限りません。中には、最初は真剣だった人もいると思えます。

具体的な個人名は出しませんが、どうみてもただの詐欺師だという方もいらっしゃいます。

ですが、全員そうとは限りません。なぜかと言いますと、宗教の世界は大変難しく、道を極めようとする過程で、無数の落とし穴があるのです。宗教に入る信者の方々が、全員悪い人だと思う方はいらっしゃらないと思います。騙されて哀れな人ではあっても、自ら人を騙す人ばかりのはずがありません。

つまり、今、救世主を名乗って、詐欺師だとか偽物だとか言われている人でも、以前は、信仰者して、真剣に神仏を拝んでいた方もいらっしゃると思うのです。信仰を極めていく過程で、いつの間にか錯覚してしまったのです。

たとえば、霊の声が聞こえたとします。そうした場合、その霊はいろいろな事を要求してきます。その霊が正しい霊だと考えていると、そのうち、訳が分からなくなってしまう程に頭が混乱したり、お前は世界を救うべきだ、などと持ち上げたりしてくるのです。

つまり、人間の側はただ、霊の言葉を信じているだけでも、気が付いた時には、逆戻りできない世界に踏み込んでしまっていることもあるのです。

ですから、単なる詐欺師も確かにいるでしょうが、実際には霊という存在の事を良く知らなかったばかりに、道を間違えたという人も多いのではないかと推測しています。

宗教の思想には大変詳しい人であっても、霊の事を知らなければ、宗教家としては落とし穴に落ちる確率が非常に高いのです。

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