宗教と霊
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6.霊魂学とは
 

Q. このHPでは霊魂学は科学ではなく、むしろ宗教の分類に入ると主張されています。ですが、一般の宗教とは違うように思うのですが。
A.
ずいぶんと違うと思います。

なぜかといいますと、多くの宗教は、教義といって、神や仏、あるいは教祖からの「教え」というものがあります。また、その他に、霊魂の世界を語っていたりもします。

一方、霊魂学の場合は、そうした「教え」ではなく、科学と同様で、何が事実なのかを追求しています。

ただ、残念なことに、その方法が、意識の高級な霊魂に聞くという方法をとっているために、科学の実験のような客観性を持っていないのです。

そのために、宗教の分類に入ると考えているのです。

たとえば、人間はどう生きるべきか、という時、各宗教はいろいろな教えをもって人々を導いてくれます。こうした生き方とか、考え方には、より善い生き方とか、より高度な考え方というものもあると思います。とすれば、どちらの宗教の教えが正しいのか、あるいは高度なのかといったことが議論されることになります。

ところが、霊魂学の場合は、そうした面ではなく、「何が霊的世界の事実なのか」を知ろうとしています。

つまり、霊魂の世界があるのか否か、これは考え方ではありません。事実として「ある」あるいは「ない」、この2つしかないのです。そして、どちらかは確実に正しく、どちらかは間違っているのです。

同じように、「幽体」はあるのか否か、あるいは、あるとした場合は、「幽体はどのようなものなのか」、こうした疑問にも正しい答えは1つしかないのです。

「守護霊はいるのか、いないのか」、「祈りは霊魂に届くのか否か」、「霊魂のメッセージは人間に届くのか否か」、あるいは、「そのメッセージはどうしたメカニズムで人間に届くのか」、このような、いわば、本来ならば、科学が探求すべき事柄を霊魂学は追及しているのです。

ですから、最初はこうだと思っていたら、実際に調べてみるとこうだった、ということも充分にありうる事なのです。

そうした意味では、霊魂学は、宗教というよりも、科学のような視点を持っているのです。

このように、霊魂学は、事実を追求していますので、正しいのか間違いなのか、または、どの程度まで真実を知ることができたのか、そして、どの程度までミスがあるのか、そういった種類の学問なのです。

他の宗教のように、教義と教義を比べて、どちらが高度なのか、といったような視点では捉えることはできないのです。

ですから、霊魂学を探求する契山館という会は、霊的な事実を探求した上で、生き方はそれぞれの自由なので、全く干渉しないのです。もちろん、何の戒律もありません。

ただ、霊魂や神霊を求める人達の中には、やはり、どう生きたら良いのか、そういった事でアドバイスが欲しいという方もいらっしゃいます。ですから、会では、そうした事も考慮して、高級霊魂方にお願いし、会員の方々の参考となるような意見を紹介する事もあるのです。

結論としましては、霊魂や神が科学的手法で証明できない限りは、宗教的手段で客観的ではありませんが、より真実に近い事を知りたいと願っているのが、霊魂学なのです。


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