霊をさぐる



  1. 6 悪い事を言われる (2015.07.24)

    ある霊能力者から、このままでは不幸になると言われました。
    友人は、悪い事を言って怯えさせる、インチキ商法だと言いますが、実際はどうですか?

    それは、霊能力者にもよりますし、言われた内容次第です。その霊能力者が、高額な商品(例えば、壺や印鑑)を買わせる為に発言しているのであれば、霊感商法です。

    ですが、真面目に忠告している可能性もあります。

    最近は、相談者にとって、都合の悪い事を言うと、何でも、脅迫商法だと言う人もいます。ですが、霊魂の実在を肯定する立場から言えば、それは間違いです。なぜならば、霊魂が実在して不道徳な霊魂が居るとすれば、霊的に危険な状態にある人は必ずいるからです。

    まして、霊能力者に相談する人の中には、そのまままでは不幸になりかねない人が、何人かは必ずいると思われます。そうである以上は、危険を発見しながら、何も指摘しないのは、問題だと言えます。全員に良い事を言う人は、むしろニセモノだと言えます。

    例えば、病院に行ったとします。本人は風邪だと思っていたら、検査をしたところ、重い病気だった、という事はいくらでもあります。それでも、重い病気だと言って手術を勧めるのは、脅迫商法だと言うのでしょうか。そんな事は決して言わないはずです。たとえ、その診断が間違っていたとしても、誤診を問題にされるのであって、脅迫だとは言われません。

    つまり、医師であれ、霊能力者であれ、相談者の依頼によって、診断しただけなのです。それが間違っていれば、腕が悪かったのであって、詐欺ではありません。むしろ、そういう批判を恐れて、何も言わない事が間違いなのです。


    ですから、問題なのは、その霊能力者の真意なのです。


    催眠状態にして、高額商品を買わせたい人に騙されてはいけません。これは厳重注意です。

    真面目な霊能力者ほど、霊的な問題がある人に対しては、むしろ厳しい発言をされるはずです。