問答4 神はいますか?
       問 神はいますか。                     

       《霊魂の答え》
       いない。

       問 えっ、本当ですか。

       《霊魂の答え》
       神という存在は人間が作った考えであり、誰も見ていない。

       問 では霊魂の世界に神という存在は実在しないのですか。

       《霊魂の答え》
       私が神であると言えば、あなたは信じるのか。

       問 ……。

       《霊魂の答え》
       あなたにとって私が神ならば、それは神である。
       しかし、私にとっては、私が神ではない。
       同様に、私にとって神だと思えるような偉大な先生も
       やはり、自分を神だとは思っておられない。
       これは、霊魂としてどこまで高貴になっても続く現実である。

       問 では、神という存在は、霊魂がどの程度まで偉く
         なったら神かというような、言わば線引きの
         ような問題なのですか。


       《霊魂の答え》
       そうではない。神という考え自体が人間的なのであり、
       高貴な霊魂の考えには基づいていない。
       人間の頭で想像した神は、脳の機能の範囲内であり、
       それを超えている存在を想像してはいない。
       そのために、仮に神という存在が実在したとしても、
       人が考える神とは違っている。
       したがって、人が想像するような神は存在しない。

       問 では、私たちの想像を超える意味での神なら 
         存在するのですか。


       《霊魂の答え》
       人間であるあなたが理解できることはない。
       それが神と呼ばれる実質の本性であり、
       我々のレベルでは語るべき対象ではない。

       問 分かりました。この問題を取り上げるのは
         早すぎたと思います。
         またお願いします。



                                                    問答4 終わり

                               
                              問答5へ