2001.5

5月31日(木)
初めての、ひさびさの。
今朝、先生がみんなにお給料を配っていたので「そっか、月末支払いなんだ」って思ってたら、なんと私にもくれた。
当月分現金手渡し、なんだって。もうお給料もらえるなんて、びっくり!
1週間分だけど、今の私にはかなりうれしい。しかも現金だから急にお金持ちになった気分。

よっし、ごほうびごほうび。と思って、お昼休みに向かいのコーヒー屋さんに行って豆を200gばかり買ってきた。
最近はもっぱらインスタントに砂糖と牛乳いっぱい入れて飲んでたんだけど(古澤さんが「牛乳屋さんのコーヒーで」ってオーダーするので)久々においしいのが飲みたくなって。
ちょうど、練習帰りに古澤さんがシュークリームを買ってきてくれたので、うまコーヒーで団らんをした。
やっぱし香りがいいと、牛乳もお砂糖もいらないなあ。シアワセ。


5月30日(水)
お引っ越し
事務所が隣の部屋に移るので引っ越しをした。
作りつけのコンピューターのロングな机とか、先生の個室、書庫なんかができて、かなりオフィスっぽい感じになった。
自分の机もできたのでウレシイ。派遣のときはやっぱりちょっと借りてる場所って感じやったから。
そして、ワタクシの呼び名は「ふぅちゃん」になりそうな気配。
なんか自分じゃないみたいだけどかわいいので気に入ってます。
そういえば、私には「ふうたん」というおばちゃんがいるのですが、ふうたんも会計事務所でずっと働いてたんだって。
ふうたんはかわいいしおもしろいので大好き。ふうたんみたいなふぅちゃんになれるかしら?


5月29日(火)
Brush Up 
吉野川の土手の道を、西へ。通勤の道はこれに決めた。信号がないし、景色はいいし、きもちいいなあ。
でっかい声でヤイコの唄とかをうたってると、すぐ会社に着く。
午前中は先生と税務署などに行ったんだけど、税金についてのあまりの知識のなさを披露してしまい、
少々恥ずかしかった。がんばって勉強しなくちゃ。
午後は、明日の引っ越しの準備と入力の続き。1にちが、あっちゅうまに、終わった。

今寝る前に久々に電動ハブラシでハミガキした。つるつる!
普段シャカシャカッて適当にしか磨かないクセに、たまに妙に隅々まで磨きたくなるのだ。
だから、新発売のハブラシは必ず試す。今お気に入りはリーチの先端ラバー毛。ちからいっぱい磨ける。
Ora2は、色がキレイだしはじめはかなり「吸い取る吸い取る」から2番目に好きなんだけど雑に磨くとすぐ毛先が開く。
デンターシステマも優秀。アクアフレッシュのクロス植毛は、ちょっと磨きにくいよ。
こちらは、あまりに具体的なブラッシュアップの話でした。(自分も磨かなきゃね!)


5月28日(月)
初出勤
面接のときからすごくいい環境だなあと思っていたけど、ほんとに気持よく過ごせそうなところだった。
近くにお花やさんとケーキ屋さん、かわいいイタリアンのお店があって、なんか散歩したくなる感じ。
そういうゆったりした開放的な雰囲気が、事務所の中にも流れてる気がした。
もちろん、人も。何かセカセカしてないっていうか。みんなすてきな人っぽかった。

今日はちょこっと入力の練習をしたんだけど、何回も「一服しながらしたらいいからね」って言われた。
う〜ん、確かに、やりはじめるとマシンのようになってしまうんだよね。つい必死になってしまう。
昔、上司にも「そない根(コン)つめてせんでも」とかって言われてた。
余裕アリアリの顔してて、いつのまにやったん?って思われるような仕事したいんだけど。
慣れないうちは上手にチカラを抜くのってむずかしいけど、はりきりすぎてバテてしまわないようにしようっと。


5月25日(金)
古澤さんはかなり夜型人間で、私はそうでもない。
なので、いつも先に眠ってるんだけど・・・・。なんだか近ごろ、レーシングゲームにはまってるらしく。
もうやりまくりです。
先に寝てても古澤さんが寝るときには一瞬目が覚めるんだけど、
きのうはトリがちゅんちゅん鳴きはじめてたし、今日も、もうすっかり窓の外は明るかった。
ゲームがおもしろいんはわかるで。でもねえ。いくらなんでも、朝の5時は
やりすぎですっっ!
    もう三十なんやからっ。   


5月24日(木)
物欲むくむく
この前実家に帰ったとき、VAIOでラクガキをしてみました。
ペンを使って、ディスプレイにそのまま描けるので、なめらかな線がかける。
それに、筆圧を認識してくれるみたいなので、なんかマウス絵とはちょっと違った感じのができた。おもしろい。
うちにも欲しいなあ・・・って思って、今日パソコン屋さんに「ペンタブレット」がいくらで売ってるのか見に行った。
それは、思ったより高かったんだけど、また別のものも欲しくなってきてしまった。
「透過原稿ユニット」というやつです。家にあるスキャナにつけると、ポジやネガのフイルムが読み込めるんだって。
今練習のためポジで写真をとってるんだけど、これがあったらいちいちプリントせずにビシバシ使えるなあって。
(使える写真が撮れるかどうかは別なんだけど)
帰ってきて、オークションをみたら結構お手頃価格で出てたので、すごく欲しくなってしまいました。
おふろのふたは今のをこまめにソウジすることにして、こっちを買おうかな。


5月23日(水)
脱ダメ人間計画
正式には6月から社員になるみたいだけど、
「見習いみたいな感じで5月末くらいから来てみますか?」って聞かれたので迷わず「行きます!」って答えた。
馴染み期間って必要だもんね。しかもその間事務所の引っ越しもあるらしいので
「それは仲良くなれるチャンス!」って。(なぜか肉体労働をともにするとちょっと親しくなれるよね?)
とにかく、専業主婦をやっていられるのもあと5日。有意義にすごさねば。

春服のクリーニングだして、部屋のそうじして、自動車税納めて(泣)、ささっと作れるおかずのレシピまとめて、
仕事に着ていく服をチェックして、あと毛根から5cmくらい色変わっちゃってる髪のカラーリングもしなきゃ。
と思ったら、「あわわ」のヘアカタログ出てるじゃないですか〜!
これは活用しなきゃ。みなさん、お疲れさま。それにヘアカタログ編集長のやまねさん、おめでとう。すごいよっっっ!
ふるさわは、いつも元気もらってますよう。


5月22日(火)
やったあ!
しごとが決まりました!
みなさま、色々ご心配をおかけしましたが、またこれからがんばってみようと思います。
今までやってきた仕事とはちょっと感じがちがうけど、ずっと続けていけるような仕事をやってみたくて、
この何ヶ月か会計事務所と税理士事務所にしぼって面接を受けてたのです。
(ほんとは大学のときは会計学ニガテだったんだけどね)
内定をもらったのは税理士事務所で、先生も社員さんも明るくていい感じなのですごく楽しみ。
早くしごとおぼえたいな。
うれしかったので、今日はお昼寝したりラクガキしたり、思うぞんぶんだらだらしました。


5月21日(月)
ニチギンへゆく。
今日は朝から地下鉄に乗って、日本銀行大阪支店まで出かけた。
徳島で生活していると電車(汽車?)を使うことが全くないので、通勤の人たちにまじって電車に乗るのは久しぶり。
ぷっしゅ〜ってドアが開くと、週明けのけだるさをきれいなメイクでカバーしたお姉さん達や、眠たそうなおじさんたちが次々に入ってくる。
すこし前まではその中に溶け込んでいたはずなのに、ちょっとそこから外の世界に慣れてしまうと
その光景がなんだかおもしろく見えてくるから不思議。

淀屋橋で降りて、はたらくお姉さんたちに混じって階段をのぼっていくとすぐに銀行があった。
でかい。っていうか敷地がひろい。
立派な建物の中に、とことこ入っていって、お父さんから頼まれた申告書と保険のお金を納めて、またトコトコ出てきた。
結局、その手続きっていうのは日銀でなくても普通の銀行とか郵便局でもできたみたいんなんだけど、
なんか社会見学ができて楽しかった〜。
お父さんからしっかりギャラももらえたし、ちょっとおいしいお仕事でした。


5月20日(日)
手塚家の一日
お風呂のふた(くるくる巻くやつ)って、掃除がすごい面倒。普段あんまり使わないし。
そんで、軽くてフラットな「組み合わせ風呂ふた」が欲しいなあって思ってるところなんだけど、
結構高いんだよね。これが・・・。
お父さんの仕事をちょこちょことしながら、通販のカタログをながめては「う〜ん、どうしよう」って悩む。
そんなのんびりした一日でした。

晩になって、妹が今日早く仕事終わるからって4人でご飯を食べにでかけた。
江坂のお気に入りのお店『アスペルジュ』で、ワインをかんぱーいってしたとき、
お母さんがもじもじ「今日はナントカ記念日やで。」っていうから「?」って思ったら、
なんと父と母の結婚記念日だったのでした。
「あっ、そうか〜、じゃあもうワンランク上のコースにしとけば良かったかなあ」とお父さん。
「29年も連れ添ってきたん。えらいなあ」とか娘に誉められて、少々照れ気味のおかあさん。
「私もだめなお母さんやったけど・・・」とか言い出したから、
「ちがうで。それを言うならお父さんに、いい妻じゃなかったけどいっしょにいてくれてありがとう、とか言いなぁよ。」
と注意しておきました。いっつもちょっとポイントからずれてるんやから・・・。
ま、偶然お祝いできて良かった。
来年は何かプレゼントしないと。30年だもんね。


5月19日(土)
大学オーケストラの演奏会を聴きに行く。短い演奏会だったけど、なんか安心して聴けた。
音楽のことはほんとわからないけど、いい演奏会だったんじゃないかなあ?
それから、バスにのって大阪の実家に。今回はお父さんの仕事の手伝いで帰ることになってるのだ。

5月18日(金)
花火
今、もう19日の午前2時です。だんなさまはまだ帰ってきません。(明日は演奏会本番だっていうのに!)
ちょっと前だったらもうとっくに「きいい〜!」ってなってたろう。でも今日はだいじょうぶ。
今このホームページの細かいところをいっしょうけんめい作ってたから。
でもちょっとつかれてきた。この日記書いたらもう寝ちゃおう。

今飲み会に行ってる古澤さんを車で送ってきた帰り、ぽーんって花火があがった。どこでやってたんだろう。
花火といえば、けっこう最近まで、どこからみても丸いってことに気づいてなかった。
観覧車みたいな、平べったい丸のかたちに開くと思いこんでて、
友達に「わあ、花火。ちょうど正面から見えてラッキーやなあ!」とか言って「?」て顔された記憶がある。

この夏は、またいっしょに見たいな。


5月17日(木)
この前決めたとおり、5月はたれ・ソース強化月間。
それで冷蔵庫にたれレシピ一覧を貼って、ぱぱっと作れるようにちょっとだけがんばっている。
さすがにコチュジャン入り味噌汁(おかべのおすすめ)には挑戦してないものの、
牡蠣油とか豆板醤もだいぶ活躍している今日このごろ。

そうはいってもちょっと飽きることもある。
今日は「豚肉とキャベツを塩こしょうとウスターソースで炒めただけ」っていう、
一人暮らしの男子が作りそうな一品をだしてみたら、久しぶりにだんな様から「うまい。」とお誉めのことばをいただき、
すごく微妙なきもちになった。
・・・でも、試しにやってみて。ほんとにおいしいから。

5月16日(水)
ダメ人間
朝6時に起きて散歩にいって、さわやかだぜ!って思ってたのに帰ってきてまた寝てしまい、
目が覚めたら10時だった・・・。だめだこりゃ。


5月15日(火)
としの差なんて?
写真が送られてきた。
この前バラ園で撮ってくださったおじさんからであった。
こんな地味顔(っていうか童顔?)でも、ソフトフォーカスかけたり、いろいろ工夫して頑張って撮ってくれていた。
うれしはずかし。
それから、手紙も同封されていた。
「今度は県南まで花しょうぶをサークルのおじいさん4人で写しに行きますので一緒に行きましょう」だって。
おじいさん達とドライブ&撮影か〜。何か楽しそう。ワクワク。

こっちはもう友達になったような気分でお礼の電話をかけたら、妙にシャイなのであった。おもしろーい!


5月14日(月)
朝のさんぽ
きのうも行ったんだけど、今朝はもっと早く目がさめたのでお父さんと妹と3人で緑地公園を散歩。
2時間くらいの違いでも、バラはきのうよりずっとしっとりしていてきれいだった。
写真講座の先生が、朝と夕方に撮影にでかけたらいいのがとれるよ、って教えてくれたのがわかったかも。
もちろんよく晴れたお昼に撮った方がいいものもあると思うけど、
ひかりが柔らかだから雰囲気あるように見えるんだろうな。
徳島に帰ったら、ぜったい早起きして吉野川の土手のところ散歩しよう。


5月13日(日)
おいしいもの三昧
今日は大学時代の友達 エリちゃんとデート。
南船場のカフェのあるあたりを散策して、きもちのいい休日を過ごした。
会ってすぐに入った『シュビデュビ』もよかったけど、
遅いランチ(4時!)を食べた『アマーク・ド・パラディ』はもっといい感じだった。
どうやらこの辺のカフェの草分け的なお店らしく、ちょっと落ち着いた感じで、料理もきちんとおいしい!
おまけに、オシオマナブをさらにかっこよくしたような店員さんまでいて、もう大満足。
「何て店か憶えとこな〜」って言って、<Hamac de Paradic>って印刷されたペーパーナプキンをカバンにしのばせた二人だったのでした。

さらに家に帰ってから、母の日ということで近くのイタリア料理屋さんにでかけ、
軽いコースに、きりっと冷えた白ワインまでいただいてしまいました。
ほんとに、心もおなかも満たされた一日でした。(私だけ贅沢してゴメン)


5月12日(土)
ひなちゃんへ
きょうはいっぱいあそんでくれてありがとう。つかれたかな?
ひなちゃんがおなかにいるときからずっとあいたかったよ。
わらったり、ないたり、おさらのうえのおかしをなげたり、いっしょうけんめいだったね。
またあそびにいくね。


5月11日(金)
バラ園に出かけてみた。今年はあったかかったらしく、もう満開!
お昼近くにはちょっと花もぐったりしてきてました。
もうちょっと早起きして来るんだったな〜と写真を撮るのはあきらめて帰ろうとしたら、同じようにカメラを持ったおじさま2人に声をかけられて、モデルをやるはめに・・・。あれれ、そんならちゃんとメイクしてくんだった。
どんな顔していいのかわかんなかったので、とりあえずがははって笑っときました。


5月10日(木)
お昼から天気が良くなってきたので、ちょっと香川までドライブ!
3月末に高速が開通して、ほんとに高松まで近くなった。今日は新緑がきれいで、気持ちよかった〜。
うどんを食べられず帰ってきてしまったのが、ちょっとだけ心残りだけど。
また行こうっと。


5月9日(水)
ユニクロ
「ドミノ倒しポロシャツ編」のCMは、ちょっとコワイ。って思うのは私だけ?
大勢の人間が同じ服を着て無表情でダッダッダって歩いてるところを想像してしまう・・・。

とはいえ、安くて着心地が良いところは好き。今日もTシャツ買ってもうた。


5月8日(火)
about sweets
お気に入りのシュークリームを買おうと、ケーキ屋さんに寄ったんだけど
なぜか「トライフル・ロール」っていうロールケーキが気になってそっちを買ってしまった。
そのへんにあるもので作った、っていうのがネーミングの由来らしくって、
キウイ、いちご、バナナがはいって素朴なおいしさだった。

昔はロールケーキなんて好きじゃなかった。イチゴショートも。
ケーキのスポンジの部分より、クリームやムース、タルト、パイ生地に魅力を感じてたからと思う。
でも最近ようやく、スポンジと生クリームのシンプルな味のうまさに気づきはじめた。
あぁ こんなこと考えてたら急にお母さんのスポンジケーキ食べたくなってしまったよ。
お姉ちゃん、ちいこ、そう思わん?


5月7日(月)
バイト終わった〜!
しんどかったけど、でも良かった。明日からはちょっと時間を大切に使えそうな気がする。
バイト前はお昼寝と買い物とご飯作ることしかしてなかったもんね。

晩、この前写真を撮りに行って知りあったUサンから電話があった。
ワタシ「いい写真できたらホームページにのせようと思って。」
Uサン「ふうん、ウチもパソコンあるし専用の電話もひいてるけど使ってないんよ。」
ワタシ「ええっ、もったいない。おもしろい写真のサイトとかいっぱいあるし、インターネット楽しいですよう。」てな話を前にしてたんだけど、今日の話ではUサン、どうやら明日からパソコンの講習にいく様子。えらいっ!
はじめはやっぱりワードとかエクセルとかの勉強かもしれないし、もしほんとに初心者だったらしんどいかもしれないけど、がんばって下さいね!応援してます。


5月6日(日)
お休みだから
Tシャツに着替えて、おせんたく。
それから絵と書道と写真の展覧会を観にいった。
県内の色んなひとの色んな作品がずらりと並んでる。
今回は写真を中心にみようと思って出かけたんだけど、書道や絵にも興味はあるので
一応全部のジャンルにひと通り目を通した。(っていっても、前をゆっくり歩いただけだけど。)
どの作品からも、それを作ったひとのわくわくする気持ちは伝わってくる。
時々、あ、いいなあ。って思えるものに会えると、うれしくなった。


5月5日(土)
相変わらず漬け物を売る毎日。ところで、連休なのに、なかなか売り上げがのびない!
ファミリーや友達同士で来てるお客さんが多くて、試食はぱくぱく食べてくれるのに、商品はあんまり減らない。
「京都のおつけもの、いかがですかー。」って声も、もはや発声練習のよう。
そんでもちょっと立ち止まってくれるお客さんには
「お大根にねぇ、お茄子も美味しいですからね、お味見ていってくださいねぇ」なんて声をかける。
「おだいこん」なんて普段あんまり言わないけど、社員さんの口調をまねて言ってたら、
ほんとにケースのなかでおだいこんが並んで寝てるように見えてきた。
おーい、寝てる場合じゃないよ、お客さんとこへ行き。


5月3日(木)
また、本のこと。
きのう本を読み終えてしまったので、何か持っていこうって思ってかばんにいれたのは
銀色夏生さんの写真&詩集「春の野原 満点の星の下」。
題名、ちょっとはずかしいっす。
乙女チックなんやもん・・・・。
ずうっと前に買ってさらっと読んで、何年か後、苦しいときにじっくりかみしめるようにして読んで、
3度目の今日は、写真を眺めてみた。
誰が見ても上手いっていう写真じゃないかもしれないけど、なんか透明な感じがして好き。
銀色夏生さんの写真。


5月2日(水)
ちょっと読む本
バイトの休憩時間にちょこちょこと読んでいた小説を今日読み終えた。
清水義範「家族の時代」。
この人の小説で初めて読んだのは「永遠のジャックアンドベティ」。すばらしくバカラシイ小説なので、あまり本が好きじゃない人にもおすすめ。
清水さんの作風はパスティーシュ(模倣)小説とかいわれてるけど、平たく言えばパロディ、なんです。
「ジャック&」も、昔の英語の教科書の登場人物が主人公になってて、(私のときはナンシーと太郎、ケイコにタケオだった)中年になったその二人が久しぶりに出逢ったとたん、「これはペンです」「私は赤いりんごを持っています」とかいう変な言葉で話し始めちゃう、っていうお話です。

今回読んだ「家族の時代」も当然その系統かなあって思って読み始めたんだけど、これがちょっとばかりちがってた。
特にもとになるネタっていう話はなくて、ちゃんとストーリーになってる。
どこを「模倣」してるのかなあ、って思ったら、現実の家族とか親戚の姿だったようだ。
そんなのフツーの小説やん。って思うけど、そこがちょっとちがう。
親戚の叔母ちゃんとか、いとことかの関係の、「ありがちだけどミョーにおかしいところ」をつかまえてるかんじ。
ちょっといいかんじの話にしあがってるけど、真骨頂はこのおかしさなんだろうなあ。
息抜きに、ちょっと読むにはいいですよう。清水さんの本。