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これからスポーツカーを買う人へ

 


まず初めに言うておきたい。

「若いうちしか乗れない」 「今しか乗れないクルマ」 「子供が出来る前に」


そう考えている方は、やめておいたほうがいい。
そんな部分で選ぶ、その根性がワシは気に入らない。
と、言うよりもそう考える人はだいたいにおいて、スポーツカーの不便さや
燃費の悪さ、そういうことを言い出して飽きてしまうことが多いからだ。

 

なんだ?若いうちしか乗れないって。それ、体力的なことか??
それとも年を重ねると、落ち着かなくっちゃ!とか考えてるからか?
そんなん思っとるから余計オッサン臭くなんねん。


昔、ワシも家族のためにいろんなことを考えてクルマを買ったが、
そんなことをすると、5秒で飽きた。
スポーツカーというものは「趣味」の域なのだ。なんぴとたりとも
入って来れない聖域なのだ。そこに他人の意見など不要だ。
そこを頭に叩き込んで「それでも俺は!」と思うならここを読んでほしい。


 



乗るからにはカッコええクルマやないとアカン。そう思っているかい?
自己満足か、はたまた自己顕示欲?いったい何が目的なんだ?
どんな理由でそこに辿り着いたのかは知らんし、キミが何を考えてスポーツカーを
チョイスするのか知らんが、これだけは忘れないほうがいいぞ。

 

 

 

 




「絶対に、モテない」

 

 

 





スポーツカー、イコールかっこエエという図式は成り立つハズだが、それがモテ度の
アップには繋がらん。逆にネックになることのほうが多いのである。
「そんなワケないがな、カッコええのになんでネックになんねん!」と、思うなかれ。
これは紛れもない事実なのである。
カッコええクルマを選ぼうとしてるのに、なぜモテないんだろう?と、お嘆きの貴兄に
これからワシがそれを証明してしんぜよう。

 


時代はRV(レクリエーション・ビークルとかいう名前)全盛期だ。
まあ、要するに言葉の発祥はアメリカのキャンピングカーから来てるらしいが
そういう箱みたいなクルマのことだ。それの全盛期が今、まさに来ている。
それはワシにもわかる。なんであんな箱型商用車が流行るのかも、
よくわかってるつもりだ。今の時代の流行でもあるし、ファッション性が強い。
しかも乗り心地がええし、広い。つまり居住性がええねん。
ナビじゃの、なんじゃのいろいろ付いてるし、かなりプライベートが保護されてる感じなところも
ウケる理由になっている。つまり「遊ぶ、出かける、買い物する」という女性のしたいニーズに
バッチリ当てはまることに加えて、最近のRVは顔も男前になってきているのである。
至れり尽くせりのその装備も豪華絢爛、歌手で言うたら小林幸子みたいなモンだ。




ここまで言うたら鈍感なキミタチでもわかるだろう。
そうだ。スポーツカーは、そのどれにも対応していないのである!ガガガーーーン!!
乗り心地は悪い、狭い、低いから外から丸見え、荷物は載らない、速い、怖い、
どこをとっても彼女達を満足させる要素が見当たらない。
以上のような理由から、スポーツカーを選ぶキミタチは女性のことを頭から排除しなければ
ならない。そう、そんなチンケな理由でクルマを選んではいけないということである。
ワシなんかつい先日、友達の女性に「なんでそんな車にしたの?」と聞かれたくらいである。
クルマのことわかってない女性なんか所詮そんなモンである。
自分が心地良くないと思った=なんで心地良くないクルマを買うの?と、直結するんやろうなあ。
人の好みを「なんで?」と問うているのと同じで、それは愚問もいいところだ。

 


じゃあ、おまえの持ってるそのヴィトンのBAGは、なんで買ったんだ、とワシが言うのと同じだ。
ワシにしてみれば、物さえ入ればリュックでも全然オッケーだ。
何万円も出して、そんな大して物も入らへんようなBAGをなぜ買うのか、ということだ。
だがワシはそんなアホな質問はしない。その気持ちもわかるからだ。



ワシからすれば「なんで」って聞く時点でその人は失格なのである。
ワシは逆にスポーツカー以外のクルマを買う人に「なんで?」って聞きたいくらいやのに、それも
愚問になることはわかっている。敢えて聞く場合は「おまえアホか」という意味も含むのである。
ボロボロで廃車寸前の錆びた国産不人気車を200万円出して買ってる人がいたら、なんで??と
真剣に疑問がわいてくるが、それ以外の場合は趣味嗜好の問題なのである。
しかし、あっち(その友達の女性)からしてみたらワシみたいな方が失格なのだろう。
また、そういう人の方が圧倒的に多いということを忘れてはいけない。
世の中、普通の人の方が多いのだよ。多いから普通というんだよ。
っちゅうワケで、そういった偏見にも耐えなければスポーツカーには乗れないのだ。





オープンカーなんか、どっちか言うたら申し訳ないけどナンパなイメージは払拭できない。
ワシはオープンカーと聞いたら、後ろの席で金髪美女抱えてワッハッハ!言うてる姿しか
思い浮かばん。ものごっつい偏見である。実際2座席のものが多いが、それでも、だ。
だが、どうだ。実際、現実を見つめてみればナンパなヤツの多くはRV車ではないか。
今の若者、いや、あえて「ヤング」と言おう。 今のヤングはRV車に乗るヤツが多い。
ギャル男、お兄系、B系、こいつらみんなRVではないか。そりゃモテるワケだ!
ワシもエルグランド買おかな? なんでやねん!!このサイトの主旨とちゃうやないか!




我々スポーツカー乗りは、実は一番硬派なのだ。オープンカーなんか男の中の男なのだ。
もう、胸毛バッチリで筋骨隆々で濃いーーーヒゲをたくわえてると思っていただいて結構!
見た目は派手だが、実際はものすごい男気満載なのだ。ラガーメンの汗のニオイみたいなモンだ。
もっとも、ショーン・コネリーあたりがトライアンフかなんかのオープンカーで、真冬に
大型犬を助手席に乗せて走ってたりすると、さらに輪をかけてものごっつい硬派なのだが、
日本でそれやって似合うのは60歳くらい過ぎないとカッコ良くないので、それはダメだ。





そしてスポーツカーに乗る、ということは金銭的にも覚悟しておかなくてはいけない。
燃費は当然悪い。だが、「燃費がねえ・・」なんて思うヤツは今すぐ頭丸めてほしい。
そんな根性しとったら甲子園なんか夢のまた夢だ。おまえら勝ちたくないのか!
しかもクルマで「スポーツ」するワケだから、普通のクルマよりも
傷むところは多い。スポーツ選手と普通の人の違いのようなものだ。
「清原選手、靭帯を損傷!」とか、「桜庭選手、右肩を脱臼!」とかそんな感じだ。
普通にサラリーマンが満員電車で揺られたくらいで右大腿部を損傷して今季絶望!なんてことは
あり得ないのである。お客様の接客をしててデッドボールに当たることもないのだ。
取引先の部長と商談していて網膜剥離にもならんし、会議に出て骨折もしない。



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まあ、こんなことにはまずならん。

 

その違いだと思っていただいて間違いない。普通よりスポーツカーのほうが
そのくらい、怪我(故障)の覚悟をしておかなければならないのである。
だが心配しなくていい。メンテナンスさえしっかりしておけば、鉄人・衣笠にもなれる。




女にはモテない、金はかかる、ということを常にアタマに叩き込んでおかなければならない。
だが、そんなモンと引き替えにしても、得れる快感は計り知れない。
そっち側を求める、本物の「男」だけがスポーツカーに乗る資格があるのだ。


え?あんた女性??!!

 

マジで??



うーむむむ、その答えは用意してなかった。困ったな。予想外の展開だ。




話はそれるが、ワシは最近思ったことがある。
服の上から見て、結構おっきなオッパイしてる女性が脱いで「そうでもないやん」と思うのよりも
あんまし目立たないのに、脱いだら「おーー!結構あるがな!」いうような、
そんな予想外のことに出会うほうが感動するということだ。
カワイイ女の子が、実はものすごい気性の激しいヤツやったりするとイタイけども、
逆に冷たそうなカッコいい女がおばあちゃん思いの子だったら我々男もイチコロだ。


何言うとんねん。



よし、それでは今から女性向けにも書いてみよう。



女性がスポーツカーに乗るのは、なんの問題もなくカッコええと思う。
RV乗ってたら未婚でもヤンママに見えるし、年取ってたら子供のために乗ってるんやろなあ、と
思うし、いっこもカッコええことないように見えるし、セダン乗ってたら「どうせオトンのクルマやろ」
くらいしか思えんからなあ。いや、これはワシが勝手に思ってることやねんけどね。
でも、たいがいそういう風に見える思うが間違っているだろうか?
ジャージ着て原付に跨った金髪の若い子が大声で携帯で話してるのを見ると、
「こいつ絶対に勉強でけへんわ」とワシは思うのだがそれに同じだ。

 


そこはホレ、スポーツカー乗っててみーな。えらいカッコええがな。
たとえ子供3人おっても「え!なに!?結婚してるの!?」くらい思われること間違いナシだ。
しかし弊害があるとしたら、「女のくせにクルマオタク」と思われることくらいか。
彼氏よりもハイパワーでカッコええクルマなんかに乗ってたら、確実に「負けてる」とか
思わせてしまうやろし。それでもええんやろけど、気にする人もおるやろし。
実際、ワシの妹がフェラーリなんか乗ってたら、それはそれで結構イヤかもしれん。
もしそうならば負けてる気分になるような気がする。っちゅうか明らかに負けてるし!
まあ、それでもスポーツカー乗ってる女性はもんのすごいカッコええと思います。
今からスポーツカーを買おうと思ってる女性のみなさんは、そこらへんのことを
(どこらへんかわからんけども)考えて、おクルマをチョイスしてください。
申し訳ないけど、プーさんとかミッキーさんとかいっぱい乗せて欲しくはないです。
いや、それは個人の趣味か!
うーむむむ!!!!しかしワシはそうであってほしくない!ッキーッ!!



っちゅうワケでスポーツカー乗るには弊害は多いということだ。
もう、収拾がつかなくなってきたので強引に締めくくるが、
スポーツカーを所有するということは、覚悟がいるのだ。
燃費も悪い!ああ、そうだよ悪いんだよ!!
居住性や実用性なんて求めるんじゃない!
それはワシに包容力を求めるのとおんなじくらい無茶な話だ。

スポーツカーに乗るからには中途半端な気持ちではイカン!
峠とかで、「フッ、ここで死ぬのもまた一興」とか言いながらタバコの袋をクシャッと潰して
豪快に走り去っていくぐらいのことが出来て初めて本物なのだ。




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