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スポーツカーを乗るにあたって



まず、スポーツカーというものを購入したところで、キミは一段高いところに
上がったワケではない。「速いねんぞー!」とか「カッコええやろー!」と
言うたところで完璧な自己満足の世界であるから、威張ったところで世間の
みなさんの羨望の眼差しを一身に受けれるワケではないのだ。
キミのクルマが信号待ちしてる時に、チラッと見る女性がいたとしても、
「エヘヘ」なんて思ってはいけない。
その女性の心の中は、もしかしたら「じゃかましいクルマ乗りやがってこのボケ」
とか思ってるのかもしれない。と、いうか歓迎されることのほうが少ないのだ。
たとえ発売されたところの新型のクルマであっても、「あんなんなんで買うんやろ?」と
思われてることもあるのである。キミが思ってるほど、みんなは好意的に見とらんぞ。
そこを間違えて得意になってはいないか?
それほどダサイ話はないので、十分注意したほうがいい。



不必要なまでにやかましいクルマは、スポーツカー好きなワシが見ても
「死ね」と思うくらいなので、あんましアホみたいにブオンブオンいわせて
走らんほうがカッコええし、そのほうがウケもええと思うぞ。
まわりの人のことを考えて、スマートに乗ってほしいとワシは思うのだ。




家族とともに楽しむためにRVやセダンを選ぶ人もいる。これは実用性重視だ。
もちろん居住性も伴っている。クルマは用途によっていろいろ選べるのである。
キミがそんな実用性のないスポーツカーを選んだということは、いわば自分以外の
人のことなど二の次にしか考えない、自分勝手な選択でしかないのである。
だから、完璧な自己満足なのだ。と、いうことは他人の評価などは無意味であるし、
「カッコええ、って思われてるんちゃうか?」と考えるのは間違いだ。
クルマに興味がある人なんて、ほんの一部でしかないのだ。
だいたいスポーツカーなんて、デッカイおもちゃみたいなモンだ。
つまり、自分勝手なクルマである。
だからと言って公の道でオノレの好き勝手なことをするのはNGだ。




公道は、いきなり後ろも見ずにパッスーンと道を横切る買い物帰りのオバハンもいれば、
キャーキャー追いかけあいしながら学校から帰る小学生もいる。
後ろ見とんか!!と思うような運転するおじいちゃんもいるし、いろんな人がいるのだ。
そんな場所でアホみたいにスピード出すというのは、朝の大阪駅でクリケットするようなもんだ。
スポーツカーに乗ったら飛ばすのが宿命だと思ってるヤツもいるだろうが、そんなことはない。
だいたい六甲なんかでも、キチガイじみた速度で走ってくる対向車がいるが、あれはちょっとコワイ。
飛ばすなら深夜、しかも対向車の来ない場所を選んでやってほしい。
ある程度、スピードは出してもええが「時と場所をわきまえた」走りにしてほしいのだ。
自爆はなんぼでもしてくれて構わんが、他人を巻き込んではいけない。
当然、同乗者がいる時なんかも同じだ。



公道を走る時は単なる「スポーツ気分」でええのだ。
そうでなければ、酔っ払い運転の次に危険なことになる。
本当にスポーツしたいのならば、サーキットで思う存分やればいい。
と、いうようなことを肝に銘じて安全運転してほしいのである。

うわー、マジメなこと言うちゃった!

 

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