スポーツカーに乗る人の心得
１．他のクルマを貶してはいけない
キミのクルマがどんだけキミにとって最高なのかは知らんが、RV命の人も
いるワケでそれは否定できないことである。
セダンやないとクルマやない！と言い切る人までいるやろうから、そういうのは
嗜好の問題やから、何が良くて何が悪いかなんてのはないのである。
クルマが好きなら、クルマに興味ない人よりもはるかに気持ちが通じ合うんやから
どっちかと言えば仲間みたいなモンだ。なので貶したりしてはいけない。
スポーツカーなんて大嫌い！！って人もいるが、そんなんワシらが聞いたら殺意すら
覚えるように、他のカテゴリーの車好きの人達も同じなのである。
ワシは個人的にスポーツカーが好きだが、軽自動車が安っぽいとか思わんし、
RV車は自分の前を走ってたら邪魔やのー！！とか思うけど嫌いではないし、
セダンも乗り心地がいいので嫌いというワケではない。自分が金出して買うとすれば
スポーツカーだというだけである。ただ、クルマ好きな人はカテゴリーは違えども
通ずる部分はあると思っているのである。
なんであんなブッサイクな彼女がええねん！と友達に言うたら殴られるのと同じだ。
気をつけようねみなさん。
２．できれば非合法なことは避ける
日本の道路を走る以上、非合法な、つまり違法改造車で走ってはいけない。
これはルールだ。何DB（デジベル）か忘れたが、マフラーの音量も年式によって
合法か違法か分かれるのである。ハデな外観のクルマを見たら、なんにも知らんそこらの
オッサン、オバハンなんかはソッコーで「改造車だから違法」と思うことが多いようだが、
実際、車検に通らない車は結構少ない。まあ、「こら人引っ掛けたらケガすんで」みたいな
羽根付けたクルマもあるが、それもサイズによっては合法なものもあるのだ。
まず、その偏見を除いてから意見してほしいものだが、文句言われても「違法でない」と
ハッキリ言えるようなクルマに乗っていたいものである。
まあ、そのくらいええんちゃうん？っちゅう程度の違法改造もあるが、他人に迷惑かからん
程度のモンやったら、そんな目くじら立てるほどのもんでもないんちゃうの？
そんくらいの余裕を持ちたいものである。
ワケわかってないオッサンオバハンらに「違法改造ちゃうわボケ！」言えるくらいのクルマに
仕上げておけば面倒なことにもならんだろう。
３．謙虚な運転をする
スポーツカーは速くて当たり前だ。
そこらへんのちっこいクルマや営業者みたいな普通のクルマがブオーッ！と背後から
迫ってくる時もあるが、ワシらのクルマは本気になればそんなヤツらは５秒あれば点に
出来るのだから、余裕を持って道を譲ろう。アホみたいにムキになって本気出してたら
小学生イジメてる大学生みたいになってしまう。ニッコリ微笑みながら「お急ぎなんやね」
いうくらいの余裕を見せるほうがスマートだ。
ちっこい犬はキャンキャン吼えるが、吼えられた大型犬は無視しているという光景を君達も
見たことがあるだろう？その大型犬になった気持ちでクルマに乗ればいい。
４．煽ってはいけない
我々スポーツカーは前車を煽るような運転をしてはいけない。
焦らせて、変な運転させたら気の毒だ。
煽らずに、抜く時は速やかに抜く。
ワシのクルマなんか、高速で前車に５０メートルくらいに迫ると、自然とよけてくれる。
そら、こんなカッコした赤くてハデなのが猛スピードでバックミラーの中に
飛び込んできたら、たいがいよけるだろう。
イキって飛ばすヤツもいるが、そいつを追ってはいけない。
無理な運転をさせたらイカン。可哀想だ。
そういう場合は追っかけずに、余裕を持って見送ろう。
別れた彼女の背中を見るような気持ちでいることだ。
追いかけるようなカッコ悪いマネだけはしないでくれ。
５．クラクションを鳴らさない
たとえ邪魔なクルマがいても、我々スポーツカーがクラクションを鳴らすと、
「さあ、行け！すぐ走れ！！ただちによけろ！！」と強迫による意思表示だと
思われてしまう。それは下品だ。ただでさえ下品だと思われている我々だ。
クラクションは危機回避以外で使ってはいけないのだ。
6.イキるな
エエカッコしたらアカン。かえってカッコ悪い。
飛ばす時は安全な確率が高い時に限る。どこでも飛ばしてたらいつか事故る。
スポーツカーが事故ると「やっぱりね」みたいに思われて、挙句、
「スポーツカーは危険な乗り物」と思われてしまうのである。
高速道路であっても２５０キロ以上で走ると、自爆の可能性も高い。
道路公団の人達の仕事を増やすことになるので、注意しよう。
っちゅうか、そんな速度でヘタうってもうたら確実に死ぬ。
死んだら上戸彩のこれからの成長ぶりも見れなくなってしまうし、
あややの新曲も聴けなくなるぞ。（聴きたくないってか）
しかし矢田亜希子が押尾学といつ離婚するかは気になるところだろう？
それも見れなくなるんやで？
7.峠（ヤマ）も対向車がいることを忘れない
一般道と同じく、峠であっても対向車がくる。
なのでキチガイじみた速度で走ってはいけない。公道で飛ばしていいのは
一方通行の視界の良好な道路だけだと思って間違いない。
思いっきり飛ばしたいならサーキットへ行こうじゃないか。
8.同乗者がいるときは特に慎重に
これは鉄則だ。３００馬力も超えるようなマシンに乗っていれば、イヤでも
スピードは出る。ブツかれば尋常でない被害になろう。
ひとりならまだしも、同乗者がいる時はいつもよりゆっくり走ることだ。
そのほうがスマートだ。
9.電話は使わない
いくらハンズフリーになっても、携帯電話で会話しながら運転すると、
会話の内容に気をとられて瞬発力と判断力が鈍る。
スポーツカーに限らず言えることだが、我々から始めようではないか。
10.ポイ捨て厳禁
マナーの問題だが、スポーツカーは前述のように見た目が下品だ。
下品なカッコして下品な行動を取ると、１００点満点の下品になってしまう。
ヤンキーがおばあちゃんに電車で席を譲るように、そういったマナーは
キッチリと守りたいものだ。
まあ、スポーツカーに限らず、これは運転する者の心得だ。
ワシは何ひとつ出来とらんが、ココをプリントアウトして
ダッシュボードのところにでも貼っておこうと思う。
いや、それはウソだ。
カッコ悪いやないか。
彼女に「何これ？」言われたら説明つかんやないか。
っちゅうワケで、心に刻み込んでおいてくれたまえ！！