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スポーツカー乗りにブサイクな人が多い

 






謎を解明しよう。



昔からよく言われることだ。【スポーツカー乗りにブサイクな人が多い】
これはなぜだろう。答えは簡単だ。簡単すぎて腰抜かすぞおまえら。

 


では早速言うてやろう。








『 スポーツカーがカッコイイ 』  からだ。







つまりカッコイイスポーツカーなのに乗ってる人が大したことない、という
至極当然の論理なのである。ミニバン乗っててもそんなん話題にもならん。
「あの人、でっかいミニバン乗ってるのにダサイわね」とはならんのである。
フェラーリなんかに乗ってみろ。
30後半以上の年齢のニヒルなおじ様がレイバンかけて乗ってたら渋いが
ハゲ散らかした太ったオッサンがダッサイ服着て乗ってたら、それはもう
税金横領した夫に面会に来るチリ人のような扱いを受けてしまうのだ。
逆に言えば、スポーツカー=カッコイイという図式は、いくら否定しても
成り立っているということの姫路、ちゃうわ、行きすぎた。証なのである。
証と明石をかけたのだ。
言わすな言わすな、そんなとこまで!一発で理解してくれなサムいやないか!





したがって「似合ってるよ〜、この車!」とワシみたいに言われる男は
人としても魅力溢れるカッコイイ男ということになるのだ。
おまえらもワシのようになってほしいものだ。ワッハッハッハッハ!!
インターネットなんか、何言うてもエエんじゃー!!
ワッハッハッハッハ!!愉快愉快ーー!!!!




だが、オタクが多いというのも理由のひとつにある。
クルマバカではなく、クルマオタクというヤツである。
まあ、趣味も突っ込んでいくと、どんなジャンルでも
オタクっぽくなってしまうのは仕方ない。勿論それがアニメの女の子フィギュアの
型番であったり、細かいディティールのウンチクを語れるようなものであれば
「キモッ!」言われて終わりである。
そんなヤツは、2週間くらい頭洗わんと自然ポマードになっていて、メガネも
曇っててTシャツもINしてるようなヤツが多い。
そういうヤツが多いから、秋葉系=キモい、となるのである。
そうなってしまってはいけない。それはもう、ワシから言わせれば「死に体」である。
もっと言うてしまえば「脳死状態」と言っても過言ではなかろう。
男としては完全、かつ明確に死んでいる状態だ。




クルマオタクも、ただひとつのジャンルにこだわり、しかも自分の好きな
カテゴリーでないと全てを否定してしまうようなヤツらがいる。
「走り屋」なんてのもそれに近い。
内装ひっぺがして、ロールバー入れて、週末にサーキットに行くのが生き甲斐な
連中にはゴージャスにカスタムした車を否定することが多い。
ワシのように両方理解でき、互いにその趣味の枠を尊重できるようなヤツでなければ
「キモい」のである。ワシは走りを重視する趣味の人も、なぜそれが楽しいのかは
十分にわかっているつもりなので、決して否定はしない。
カスタムに終始する若者も、なぜそれが楽しいのかわかる。




わからない人の意見となると、「なぜ内装まで剥がすのか」わからんし、
「なぜタイムを競って車をボロにするのか」がわからんであろう。
「なんで昆虫でもないのにドアが上に開かなアカンねん」と思うやろうし、
「なんでモニターが2個も3個も付いてなアカンねん」と思うだろう。



それは単なる方向性の相違であって、ワシは理解が出来る。
ワシはそんなに偏屈昭和頑固ジジイではないのだ。





まあ、ワシの話はどうでも良かろう。
とにかく、そういった間口の狭い考え方の連中が「オタク」ということになり、
それがキモさを発揮して、他人に単なる「キショイやつ」という部類に
括られてしまうのである。それしか興味がない、と思われればそこで終わりだ。
つまり、それ以外に興味がない=単一志向=ダサい=カッコ悪い と、なるのである。
それがジョニー・デップならば「ほう。こだわりがあるんやねえ!」と唸ってしまうが
隣の田中くんがそれと同じことをしても「キモッ!」で終わりなのだ。
我々一般ピープルは、ほとんどの場合が「隣の田中くん」である。
したがって、あまりオタク傾向にならんほうが身のためだ。





何が言いたいかと言うと、つまりカッコイイ車に乗るならば、ダサいカッコをしては
いけないのである。そのハードルの高さは、そこらへんのしょーもないクルマに乗ってる
普通のオッサンやオバハンの高さの比ではないのだ。
それをわかっていない連中が、しょーもない車に乗る時と同様のスタイルで乗るから
カッコ悪く見えてしまうのである。
盛装のパーティーに、ビンテージ物のリーバイス穿いていったとて、それはNGなのと
同じなのだ。VIPカーに上下スエット着て乗ってたらチンピラに見えるのと同じだ。




スポーツカーは誰しも認めるカッコイイ乗り物なのである。
これは「いや、そうじゃなくて客観的に見て、総じてスポーツカー乗りはカッコ悪い」と
言うヤツも心の底では気付いているのだ。そもそも統計的に考えてみろ。
スポーツカーの少なさ、その台数でブサイク男率の割合を出してみれば普通の車に乗ってる
人達のブサイク男率の割合と大差ないハズだ。スポーツカーはカッコイイという宿命ゆえ、
逆にドライバーのカッコ悪さがクローズアップされてしまうのだ。
スポーツカーは危険な乗り物であると言われているが、そっちのほうが危険なのだ。





しかし、ちょっと付け加えておこう。
スポーツカーが全部カッコイイのではないぞ。
国産スポーツカーの中には「どこらへんがスポーツカーなんじゃコラーー!!」と
走っていってどつきたくなるようなスタイルの車もある。
それの話ではないぞ。それはまた別だ。




カッコイイから、釣り合っていないと叩かれる。
それだけの話なのだ。


 


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