少し分かり難いですが、教会のパイプオルガンの内部です。写っている青年は、望月一郎君です。当時彼は、ニーダーバイエルンのLandshut(ランドスート)という町にあるパイプオルガン製作所で修行していました。彼の会社も見学させてもらいましたが、パイプに使う材木の大量のストックや金属パイプなどは自社で溶かして圧延しているのに驚きました。また個人住宅用のパイプオルガンは、十畳のプレハブ住宅ほどの大きさがありこんな大きな物を個人の楽しみのために注文する人間がいるとは信じられませんでした。彼の会社は、残念ながらポルトガルに移転してしまったそうです。この巨大なオルガンは、彼の会社がドイツ南部のボーデン湖近くの教会に製作したもので、その柿落しに行ったときに内部を見せてもらいました。