Bodenを(裏板)作る #3



毛引きを約4.5mmに合わせ線を引き鉛筆でなぞります。


Rand(縁、エッジ)を仕上げます。
まずRand全体をRundhobel(丸カンナ)で毛引きの線まで削ります。


Randから5〜6mmに鉛筆で線を引きます。




鉛筆の線をガイドに丸ノミ、丸カンナ等でHohlkehle(溝)を掘ります。
私は、Einlage(パフリング)の深さを仕上がりで3.3〜3.4mmにするので現工程では、3.8mm程度にしておきます。



Rand(溝の外側の部分)はFlachhobel(平カンナ)で平面に削ります。


途中経過


毛引きを3.8mm(最終仕上がり寸法)に合わせて線を引き鉛筆でなぞります。





前工程と同じようにRandの幅を鉛筆で引きノミ、カンナで削ってください。





Randの平面の厚みを測定器で測りながら3.8mmに仕上げてください。






Hohlkehleも同様に測定器で測りながらノミ、カンナ等を使って削ってください。
この部分の厚みを正確に出しておくことが重要です。
私は3.6mm(最終仕上がり寸法3.4mm)にしておきます。







Wolbung(アーチ、ふくらみ)を仕上がり寸法+1mm程度に削ります。
ポイントを決めて測定器で測りながら削ってください。
正確に+1mmにする必要はありません。
全体のバランスを見ながら削ってください。
Wolbungの高さの寸法は低いほうから6.5mm、10.0mm、13.5mmと3.5mm間隔にしてあります。



Rand、Hohlkehleの仕上がり。



BodenとZargenを仮着けします。
ニカワ着けする前に一度仮締めしておきましょう。



上下のKlotzの部分のZulageをZuleimschrauben(ヴァイオリンクランプ)に合わせて作っておきます。



Boden、Zargenを電熱器等で温めます。



Zargenは写真のように間隔をあけて筆でニカワを置いてください。



Bodenは、Zarugenの接着面全体にニカワを塗っておきます。




Bodenを膝の上に乗せZargenと合わせて、
Zuleimschraubenで固定します。
まず上下のKlotz部をZwingeで固定してからC字、上、下と締めてください。



作業中にニカワが、乾燥してしまった場合。
少量のお湯を筆に含ませてBodenとZargenの接着面に塗りアルコールランプで温めてから締めてください。
あまり強く締めないこと!
お湯は、ZargenのReifchenの幅以上にはみ出さないこと。



Bodenの仮着け完了。