平野聡:近現代チベット史における「親中」の位相



2001.09.05公開/
収録: 現代中国の構造変動7 中華世界─アイデンティティーの再編  第六章、 pp.179-213
 編者: 毛里和子
 出版:東京大学出版会(2001.02.23)
 ISBN 4-13-034127-8
内容・構成(目次より):
 はじめに
 一 近現代中国・チベット関係史における「主流」
  1 研究史における「ダライラマ中心史観」
  2 一九三二年・カム地方の「反逆」から考える
 二 「親中」をつくる歴史的展開
  1 全体的状況と西康
  2 青海史からの視点
 三 国民党員ケサンツェレンの論理 自伝・講演集『辺人芻言』より
  1 国民政府の辺境政策とその曲折
  2 清末新政の落とし子として
  3 主張の特色
 四 高僧シェーラプギャムツォの論理 『青海日報』を中心に
  1 転換期のアムド地方
  2 シェーラプギャムツォの共産党評価
  3 蜜月の中の矛盾
  4 一九五六〜五八年の情勢とエリートの動揺
 五 チベットと「近代」「親中」をめぐるいくつかの類型
 おわりに

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