The Millennium |ミレニウム

Millennium
ミレニウムについて
「コーラスアレンジの天才」と言われるカート・ベッチャー率いるミレニウム。
カート・ベッチャーはボールルーム（アルバム未発表）とサジタリアスというバンドを経て色んな音楽仲間を引っさげ、ゲイリー・アッシャーという仕掛人と組みミレニウムは生まれる。
ビートルズやブライアン・ウィルソンを受けさらに究極に発展させたようなソフトでサイケデリックなサウンドと絶妙で豪華なコーラスワークは今まで耳にした事もないほど質が高い。
とても60年代とは信じがたいほど。
しかし伝説のアルバム「ビギン」１枚を残して解散してしまう。年々評価が高まり復活が期待されたが、中心人物のカートが1987年にエイズでこの世を去り永遠にその期待はかなわぬものとなってしまった。
代表作

■ALBUM

・BEGIN
ソフトロックの代表的な１枚とされるミレニウム唯一のアルバム。
サイモン＆ガーファンクルの「ブックエンド」に続いて２番目に１６トラックも使用して録音された実験的な意欲作。
なんとコロンビアレコード史上最高額のスタジオ費用をかけ制作に１年の時間をかけたというのだから気合いの入れ方が違う。
１曲目から２曲目にかけてストーリーを感じるような流れからラストの逆回転の大団円まで全く捨て曲無しの最高のアルバム。
カートは日本にいた事もあり琴の音色が聞こえたりと聞く度に好きになっていきます。
しかしこれだけの物なのに前衛的でありすぎたためか商業的には当時全く成功しなかった。そのためミレニウムは解散してしまう。
現在では1600円で幻のシングル２曲をボーナストラック入りとしてＣＤにてどこでも手に入ります。絶対に買いです。

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