Mutantes |ムタンチス

mutantes
ムタンチスについて
1960年代のブラジルには「トロピカリズモ」というサイケ色の強いムーブメントがカエターノ・ヴェローゾなどを中心に起こりました。そのトロピカリズモの中でもさらに異端の存在だったのがこのムタンチスです。
ビートルズの「リボルバーや」「サージェントペパーズ」などサイケデリックなロックがブラジルに渡りさらに進化した感じ。とてもカラフルでドリーミーです。
メンバーは紅一点のヴォーカル、ヒタ・リーにアルナルド・バチスタとセルジオ・ヂアス・バチスタの3人。
1st〜3rアルバムまでサイケデリックなロックの傑作を出し、その後時代の流れとともにプログレッシブな音に変化していきます。それとともにメンバーの入れ替えなどがあり、1978年に解散。
今でもその異彩を放つサウンドは他のミュージシャンなどに影響をあたえ続けているようです。
代表作
■ALBUM

・Os Mutantes
1stアルバム。ビートルズの「サージェント〜」や「マジカル〜」が好きな僕にはたまらない一枚です。
イギリスやアメリカとはまた別のブラジルならではの感覚がサイケデリックな雰囲気を一層もり立てていて物凄い事になっています。
一瞬ゴテゴテな印象をうけるけど全てが気持ちのよい音です。
もう1曲めの前奏からノックアウトされてしまいました。

・Mutantes
2ndアルバム。1stの延長といった感じで多少ロックっぽくなっていて普通に聞ける印象を受けました。
発売当時ブラジルでも大ヒットしたそうです。
このアルバム発売後トリピカリズモのムーブメントも終わったそうで、時代の節目の記録とも言えるアルバムになる事に。


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