(10/5〜10/25)

10月29日「コミックキュー出てたよ」(くろぶち)

今日久々に街に出た。本屋に立ち寄ったら大々的にコミックキューの最新号が売り出されていました。出るなんて知らなかったので持ち合わせがなく買えなかったです。

テーマは「チルドレン」らしい。結構今、藤子Fさんが死んだりして子供向けの漫画って大切な時期だと思うのでいいテーマだと思う。

表紙はたぶん横山光輝だと思う。いい感じ。僕が漫画時代のヒーロー特集用のイラストを描くとしたらああいうのだったでしょう。

10月23日「耳をすませばを観た」(くろぶち)

今日初めて宮崎駿(これであってるか?)が関わってる映画の「耳をすませば」をテレビで観た。
以前から雅が好きだと言っていたし、うちの大学で色彩を教えてくれている井上先生の絵(イバラード)が出てくるとあって観たかったものだ。

感想はなんかダイレクトに今自分と主人公の女の子が重なってやんわりとした雰囲気なのにグサっと心にきちまいました。家族で「勉強より大切なことをしてるの」とかこのまえ自分が親とやりあったばっかりじゃないか、、、。

それに恋心なんかも絡んでてとても酸っぱいけどいい映画でした。
とくにお祖父さんのお店での歌うシーンが個人的に好き。

でも、ここまでくると何故アニメなのかな?と思う部分もあった。背景の書き込み様は尋常じゃないよ。

たしかに小説の空想ででてくるイバラードなどは実写ではやってほしくないけれど、、、。
実写の映像でも観てみたい気がしました。

10月21日「やっぱりスポーツ漫画が好き」(くろぶち)

もっとも週刊の連載に向いている漫画のジャンルは‘スポーツ’なんじゃないだろうか?
読んでてとても面白い。主人公の成長やライバルの存在、息もつかせぬアクション。そしてテンションを保ったまま次週へ、、、。
漫画の持っている醍醐味を全て凝縮していると言ってもいいだろう。

今僕が好きなスポーツ漫画は「青空」「花マル伝」「デカスロン」「奈緒子」「太郎」です。全部スピリッツとヤンサンだ、、、。オススメのがあったら教えて下さい。

10月19日「初版本」(雅)

古本屋。特にかなり品揃えのいい店に行くと、よく見られるのが、「初版」という張り紙。そして、凄い値段がつけられている。
初版の本というのは、例えば初回限定仕様のレコードに近いのかもしれない。
ただ、ここで思ってしまうのは、何故高いのか。
そりゃあ、いい本、何回も重版されてるものの初版というのは、持っていれば、「先見性があった」って感じで悪い気分じゃないだろう。
しかし、その初版が出てから後に生まれたような世代があえて初版でその本を手に入れなければならない必然性は全くない。

大切なのは、その本の中身だろう。
中身に変更点や修正がない限り、昔のものだろうが去年刷られたものだろうがいいんじゃないだろうか?
レコードと違って、初版だと箱がついてるってわけでもないし。
というわけで、僕は初版本に興味がない。
(で、たまに初版しか置いてないようなとこがあるんや。チクショー!)

10月16日「柴門ふみの漫画」(くろぶち)

僕はスピリッツの読者です。そして必ず載っているいると言ってもいい紫門ふみの漫画を「おもしろい!」とは言い切れないけどかならず読んでいる。なぜ「おもしろい!」と言えないかというと、多分OLやら健康的な大学生の恋愛を見せつけられていたからか?「あるから読んでるだけ」だった。

しかし今連載中の「ブックエンド」をなんだか毎週楽しみに読んでいる自分に気付いた。今までの紫門ふみとは大分違うんではないだろうか。高校生が主人公だし、青くさいから面白いのか?自分でもはっきりと理由は判らないけど既にドラマ化した時の配役とか考えたりしてるもんね。

大きい声では言えないけど「病弱な美人の娘に弱い」というのが一番の理由なのかも。

10月14日「教師=漫画家?(後編)」(くろぶち)

昨日のコラムの続きです。

漫画家になる行程も先生と似ている。テストや資格なんかはないけれど学校を出てすぐ社会もしらないまま部屋なり事務所に缶詰にされる。ある種かなり特殊なものだ。

「ナニワ金融道」の作者青木祐二さんが別冊宝島の「サ・マンガ家」で「これからの漫画は絵を描く人間に原作者を付けないといけない時代になっていく」 語っていた。

確かに最近の漫画を読んでいても昔とは漫画の質が変わってきている。絵は上手いけれどどうも面白くないものが多い。

だから、今漫画家を目指してる人は客観的に漫画全体を見渡す時期でもあるんじゃないかと思います。

漫画家になることを目的としないで、「伝えたいこと、漫画を描いて見せたいから漫画家になってしまった」って感じでいいんではないかな。

10月13日「教師=漫画家?(前編)」(くろぶち)

僕は学校の先生でいままで「この先生に出会ったおかげで今の自分がある」とか「あの先生大好き」とかあまり思ったことはないような気がする。でも「この漫画に出会ったから今の自分がある」って思うことはある。これは胸をはって言えること。

 でも最近実は教師と漫画家って全く違う職業だけど似てるんではないか?と気がついた。今ニュースとかでも教師や官僚なんかの汚職が取り上げられることが多い。そういう人は勉強だけしてきて社会について無知なまま指導する立場に立ったりするからだと言われる。

 たしかに僕(21歳)の2年後とかに大学を卒業して子供達の将来を左右させることなんて恐ろしくて自分にはできない。でもそれが現実。だいたい「先生になりたい」とか言ってる人と友達になれたことも無いような、、、そして後編で漫画家について書きたい。

10月12日「古本を探す」(雅)

古本探しは、宝探しに似て楽しい。

なんか市場で無茶な値段がつけられてるマンガでも、ひょっとすると100円くらいで手に入れられるかも?というわくわく感がある。

東京に行った時立ち寄った中野のブロードウエイは、神保町とはまた違う面白さがあってよかった。特に古雑誌専門店の「トリオ」では、単行本化されてない岡崎京子の短編の掲載されたキューティー(大分昔のやつ)をいっぱい見つけてほくほくだった。

よりよくより安く。未知なるものを探す。いと楽し。

10月8日「‘ザ・マンガ家’を買った」(くろぶち)

自分のホームページの中ではさんざんレビューとか言ってるけど、いざ本として出版された漫画の批評的なものって読んだことがほとんどありませんでした。

先日本屋で別冊宝島の「ザ・マンガ家」っていう本を見つけて購入しました。批評ではなくて「旬のマンガ家100人の素顔に迫る!」という内容で、とりあげられている人もいい感じなので面白かったです。

それでこれを読んで感じたことが沢山あるので、コラムもそれを一つ一つ取り上げていきます。

10月7日「連載漫画を途中から読む」(雅)

先日、コンビニで「なんや。また「ドラゴンヘッド」載ってないんか」と思いつつヤンマガをぱらぱらめくってると、見慣れた絵に遭遇。

それが江川達也の「ラストマン」第20何回だった。
で、その内容に唖然!いきなり冒頭からクモ女(仮面ライダーに出てきそうな)が、人殺しまくり。しかもその描写が、見開きなどの効果的な演出を多用してたりして、すごく怖い。
久しぶりに立ち読みでどきどきしたマンガだった。

連載漫画って、毎週その雑誌を買ってないかぎり、けっこういつ始まったか知らないことが多い。
で、偶然今回のように出会って、「うおー!」となることもままある。
(おもしろいマンガって途中で話わからなくてもなんとなくおもしろい)

そういう瞬間ってやっぱりいい。マンガに限らず。

10月5日「同じ月を見ている本日発売!」(くろぶち)

前にコラムで僕が紹介した土田世紀の「同じ月を見ている」(ヤングサンデ−)の単行本第1巻が今日発売されました。いままで読んだことなかったかたは是非この機会にどうぞ。本当の格好いい生き方とは何か考えさせてくれます。

近々土田世紀のレビューやるっす。


back