TETSU ADACHI | |
安達哲 |
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■高校時代「こんなはずじゃ、、」とか「もっと楽しいはずだったのに」と常に思いながら生活していたのに卒業アルバムを開くと皆楽しそうにしてる。時がたつにつれ物事をどんどん忘れて楽しい事は残り、辛かった事もよくがんばったと思えるようになる。 人生なんて「こんなに楽しくて人生最高!」なんて思うような事ってずっと続くわけじゃない。 でも最高じゃないから最低って事じゃない。そんな当たり前だけど忘れてる事を気付かせてくれる作品です。(クロブチ)
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過ぎてゆく時間と、 日常に無数に点在する別世界と、その都度の選択につきまとう不安と、起こってしまったことを受け入れた後の「それでも」。青春というよりも、常に毎日につきまとうものについての物語り。幕開けと終劇の際の、2段構えの闇の声との問答が腹に響く。キラキラと輝くものと、その眩い光によって生みだされる影を同時に描ききった大傑作だ。そして毎日はつづく。(雅)
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■僕がこれを読んだのは美術大学を目指して美術の予備校に通っている時でした。しかもその予備校でスケッチ旅行に出かけた時。 この物語の主人公は僕と同じく美大を目指していたり、世間的に‘暗い’と思われてしまうところ、物の考え方が見事に自分とリンクしてしまった。 本当にリアルでページをめくるのが未来を見るようで恐怖でした。 エヴァンゲリオンの主人公のシンジ君がそういう人物で話題になったけれど僕に言わせればよっぽど市ノ瀬のほうが人間的。だからエヴァにはまった人にも読んでほしい。 物語が進むにつれて僕なんかじゃとても体験できないような自体になっていきます。 どうなって行くかはここで話すことではないのでエスカレートしていく感じは是非読んでみてほしい。 きっと今までかいたことの無い汗を流すことでしょう。 きっと‘青春’っていうのはこういうものだ!(クロブチ) ■そもそも、くろぶちと、漫画の話で初めて「おおっ!!」と意気投合したのが、「さくらの唄」についての話 題があがった時。 |
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■「転校もの」というジャンルがあるかはしらないけれど、僕は転校と聞いただけでドキドキしてしまう。しか も安達哲が描いた漫画となるともう、、、。 この幸せのひこうき雲は僕のそんな期待に十分に答えるというか期待を遥かに越えた作品。転校したてで情緒不安定な主人公が自分と同じように都会から田舎という経路をたどった美人教師のいいなりになって行くところが恐いけれど読みたくてしかたのない気持ちにさせます。 小学生は子供だけれど子供には子供の世界、子供の法律というものがある。誰もがそれを味わったことがあるだろう。でもこの作品はその子供の世界に大人の女性が介入してくるって感じではないでしょうか。(クロブチ) |
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