![]() |
IMIRI SAKABASHIRA |
![]() |
|
逆柱いみり |
|
||
![]() |
|
■馬馬虎虎より前に描いた短編を沢山収録しています。 四コマやおまけもあって少しは(?)逆柱いみりが人間だと確認できます。 ストーリーがわかるから返っていみりさんの頭の中でどういう風に世界が生まれてくるのか理解不能になってしまいます。 あと、全体にグロテスクな感じなのに女の子がかわいい絵柄なのが妙に心を和ませてくれます。(クロブチ)
|
|
■これぞいみり的世界へのチケットです。 1コマ1コマ物凄い書き込み。ディテールへのこだわりは半端ではなく存在する全てが世界を形成しています。 僕にとっては芸術と名のついた物よりもよっぽど脳みそに電波が来ますよ。実際この本は画集として見てます。これで1100円はかなりのお買得。 あ、また絵が描きたくてうずうずしてきたよ。(クロブチ)
|
|
■見慣れた風景を、異質なものに置き換えて、探検したり、らくがき帳の上で、支離滅裂な絵物語りを展開したり、幼少期、世間を知らないがゆえに、縦横無尽に広がっていたイメージがここには、すさまじい表現力によって再現されている。 眩暈のするような脳内画像を、常識的範疇から逸脱したやり方で読者に見せてくれる逆柱世界はクラクラするくらいおもしろい。 しかも、決して難解ではない。これをぱっと見て、「よくわからん」とか思ってしまうとしたら、それはきっと、「普通漫画とはこうこうこういうもの」みたいな固定観念がなんとなくこびりついてるからそう思ってしまうだけだ。 楽しみたい人なら誰でも簡単に逆柱世界に入っていくことができるのに。 特に今回は親切すぎるほどエンターテインメントしてくれているし。 ところで、何故この漫画にこんなに興奮と感動と奇妙な既視感があるのかと言えば、かつて読者の誰もが経験したであろう、子供の頃の悪夢やおもしろい妄想の記憶を、無意識下で呼び覚ましてくれるからではないか? そう考えると、これはやっぱり、決して特殊な漫画などではなく、読者が気付かないうちに置いてきてしまったものを持ってきて見せてくれるありがたい漫画なのだ。誰にとっても、本来は普遍的な。 食わず嫌いはやめて、一度覗いてみて欲しい。ここには退屈は存在しない。 さあ、世界を楽しもう。(雅)
|
![]() |