頭 MIHO OBANA
小花美穂

プロフィール
「りぼん」でデビュー。
単行本に乗ってるおまけで見る限り、かなり変な人のよう。 しかし、作品は、優しく、そして感動的。
そして、何よりも明るいテンションが印象強い。
今や、少女まんがの王道を行く筆頭作家のひとり。
「こどものおもちゃ」はテレビアニメ化もされた。

 

 

レビュー

こどものおもちゃ
(全10巻)集英社
こどものおもちゃ
■この漫画は、中学生(4巻まで小学6年生)の生活の中で起こるさまざまな事件を、コミカルに、でも真面目な時は真面目に見せており、そのリズムがすごくよく、また、どんなに話がシリアスになっても、一貫して、突き抜けて明るいところが魅力的。
  登場人物の誰もが、なんらかの心の傷や、問題を抱えてたりするところも現代的で、悩みは、何歳でも、その時なりにみんな抱えているわけだ。(←当たり前)
 タイトルは「こどものおもちゃ」だけど、おとなこそ楽しめる漫画かも知れない。恋愛が中心にあるようで、描かれている内容は更につっこまれている。そこがいい。少女まんが然とした少女まんがって、今まで興味がなかったけれど、この漫画で、かなり見方が変わりました。素直に読めて、素直に笑えて、素直に感動できるすばらしい少女漫画。(雅)
 

モドル
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