投稿作品「まあだあ」がヤングサンデーにひっかかり、それが原型となった「ぶんぷくちゃがま大魔王」で、相応な評価を受けたものの、その後数年、漫画界から黙殺されていた、(決してこう呼ぶべきではないのだが)異端児。
そのため漫画雑誌よりもサブカルチャーと称される類の雑誌での連載が多く、そっちに括られて語られがちだが、本来は強くメジャーを意識した作家である。
内容は未だ粗削りとも言えるが、漫画本来のスピード感に溢れた作風は、かえって、それが「今、新しかった」という皮肉により、絶賛され、現在は第一線で活動中。
(参考文献:スタジオ・ボイス92年10月号)
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