誰も知らない

 

小学校の時に習ってなんて変な歌詞なんだろうと思いました。
それでもずっと耳に残る歌です。
いまでも時々口をついて出てくるんですよ。

だぁ〜れも知らないこ〜こだけ〜のは・な・し!
by.まき 様

 

先日、偶然見た「なつかしのみんなのうた」で、私の大好きなうた「誰も知らない」が流れていて、すごくうれしかったです。

あの歌は私が小学1年生ごろよく歌っていた覚えがあるのですが、まるでタイトルどおり同級生たちは誰も「しらない」と言うのです!私の記憶がごちゃまぜになっているのかな?とも思ったことがあるくらいです。
でも、何年か前、姉とたまたま夜空を見上げる機会があって、私が、1番星を見つけてなんとなく「お星さまひとつ〜〜」と歌いだしたら、姉が知っていると言ってくれました。「だってあんた小さい時その歌よく歌ってたよ」って。私は「あ〜〜〜家族っていいな〜〜」としみじみ思いました。

それからも、時々私の頭に思い浮かんではなかなか離れない歌でしたが、本当に約30年ぶりくらいにちゃんと歌が聴けて、うれしかったです。ちなみに私は「ひとくい土人」の歌詞で覚えていました。
by.きつね 様

 

この曲が、今懐かしのみんなのうたとして再放送されています。
アニメも白黒の頃だし、伴奏も、ピアノだけだし、いかにも1961年です。
でも、面白さは今と同じく、みんなのうたらしいです。
これからも、ラジオででもいいので、再放送をたまにして欲しいです。
つい鼻歌にしてしまいそうなこの歌。
大好きです。
♪だ〜れも知らないこ〜こだけ〜の〜
 は・な・し〜よっ!♪

追記
学校の音楽室に、古いみんなのうたの楽譜があり、
その楽譜の中に、誰も知らないが、
アニメ写真付で載っていました。
by.ゆうすけ 様

 

私は、子供の頃家にあったLP(みんなのうた)収録曲で、人喰い土人と歌われていたのを覚えています。大きな象に替わったのは1964年版からなのでしょうか?
by.厄年 様

 

幼稚園の年中組の時、発表会で歌いました。ものすごい懐かしいです。
私は「おこそとの・ほ」とか「えけせてね・へ」の部分にウケてたのですが、クラスにはきっと50音表を知らない子もいただろうなー。と今さら思います。
by.りんご丸 様

 

お星さま一つ プチンともいで

いそいで食べて お腹こわした

…なんだか凄いスケールの大きい歌詞ですね、あはは
少年の奇妙なポーズもシュールです。
by.雨宮世津子 様

 

あ行、か行などの、五十音の並びを覚えたのがこの歌です。
最初に聞いたのはここではなく『おかあさんといっしょ』でしたが、その時も「大きな象が」と歌われていたので、ずっとこれが正しいと思っていました。
後に卒論の為に谷川さんの詩集を見て、歌詞が違うことが分かりました。
象でも土人でも、いきなり笑って立っていたらびっくりしますよね。
by.みーこ 様

 

1957年生まれの私は「大きな象」という歌詞を知りませんでした。もちろんTVで覚えました。
あのフレーズはでたらめの言葉がたまたまネイティブの言葉になってしまったという意味なのではないかと思います、であれば、「人食い土人」でないと意味が通じないように思えるのですが。
by.Napaloni 様

コメントの投稿はこちらから


第2回 Best of みんなのうたより
■父ちゃんの帽子、空飛ぶ円盤が印象的でした。[匿名]
第4回 Best of みんなのうたより
好きな歌はいっぱいあります。特に「おお牧場は緑」はなつかしい子供の頃の空気を思い出させてくれます。当時白黒のテレビから夕方聞こえてくる歌。お風呂に入って、もうすぐ晩御飯です。でも子供の頃に不思議なインパクトで忘れられないのは、「だれも知らない」という不思議な歌詞の歌でした。当時としてはとてもファンキーな歌詞で、非日常的な世界にいざなわれたように感じます。[ウメゴン

 う  た  情  報 

タイトル だれもしらない
誰も知らない
副題・原題  
作詞者 谷川俊太郎
作曲者 中田喜直
編曲者  
◆初回版◆
歌手名 楠トシエ
映像担当 和田誠、中原収一 映像種別 アニメーション
初回放送 1961年4,5月?
再放送 03.6-7
◆リメイク版◆
歌手名 楠トシエ ※各種資料によると“楠トシエ、杉並児童合唱団”となっているが、未確認。
映像担当 和田誠 映像種別 アニメーション
初回放送 1965年12,66年1月(1961年4,5月?)
再放送 06.6-7 
 
歌い出し お星さま ひとつ
備考 (1961年4,5月)水曜日の歌
(1965年12,1月)火曜日の歌
1961年(初回)版は、歌詞の3番を省略(1・2・4番を2回繰り返し放送)
解説:
 この作品は、「みんなのうた」の放送が始まった1961年4,5月に放送され、“「みんなのうた」初のアニメ作品”とされる記念すべき曲である。
 初回放送時には、歌詞の3番を省略し1・2・4番が2回繰り返して歌われ、前半(1回目)のアニメーションを和田誠さん、後半(2回目)を中原収一さんが担当(=[和田誠バージョンの1・2・4番]+[中原収一バージョンの1・2・4番]で構成)したものが放送されたと思われる(これについては下記「考察・『誰も知らない』」参照)。なお、2003年6,7月再放送時には、和田誠バージョンの1・2・4番と中原収一バージョンの4番を放送し、中原収一バージョンの1・2番は時間の都合で割愛された。
 和田誠さんと中原収一さんは、『ドナドナ』『レロンレロンシンタ』などの小薗江圭子さんとともに、1960年1月にNHKで放送された試作番組「三つの話」でもアニメを担当。この時のプロデューサーが「みんなのうた」の初代プロデューサーである後藤田純生さんであり、この番組の成功が翌年の「みんなのうた」放送開始につながったという。
 なお、初放送から4年後に作られたリメイク版では、和田誠さんのみのアニメーションで、1〜4番までのフルバージョンが放送された。このバージョンは2006年6,7月に再放送されている。リメイク版の歌手に関しては、各種資料では“楠トシエ、杉並児童合唱団”とされているが、2006年6,7月に再放送されたものは、初回版同様、楠トシエさんがひとりで歌っており、合唱付きバージョンは未だ確認できていない。(ただし、2006年6,7月に放送されたものが、1965年放送バージョンであるとの確証はない。詳細は下記「考察・『誰も知らない』」参照)
 また、この曲の詩については、1976年に出版された谷川俊太郎さんの詩集「誰もしらない」に収載されているものと比べると、放送では一部歌詞の変更があったことが見受けられる。すなわち、原詩では、歌詞の4番にある“大きな象”の部分が“ひとくい土人”となっており、この部分は放送には適さないということで、「みんなのうた」では差し替えられたものと思われる。(なお、LP等収録バージョンでは、“ひとくい土人”と原詩通り歌われている)
[参考:LP「NHK・TVより みんなのうた」(キングレコード)解説/谷川俊太郎「誰もしらない」(国土社)]
関連書籍 【絵本】「NHKみんなのうた絵本1 誰も知らない・4人目の王さま」(童話屋)
      ※森の木児童合唱団による新録CD付き
収録ビデオ 【DVD】NHKみんなのうた[12巻BOXセット]
   (NHKソフトウェア|NSW-07535A|2004.04.23) ※初回版
【DVD】NHKみんなのうた[12巻BOXセット]
   (NHKエンタープライズ|NSDX-7535|2011.04.22) ※リメイク版
収録CD NHKみんなのうた45周年ベスト曲集 大きな古時計
 |コロムビア|COCX-33839|2006.08.23|森の木児童合唱団
NHKみんなのうた50アニバーサリー・ベスト〜山口さんちのツトム君〜
 |キングレコード|KICG-301_2|2011.04.27|楠トシエ
収録CD
(その他)
楠トシエ「“元祖コマソンの女王” 楠トシエ大全」
         (キングレコード|KICS-1349_50|2007.12.26)
楽譜集 NHKみんなのうた〈第5集〉(日本放送出版協会)
NHKみんなのうた1(水星社編)
NHKみんなのうた ベスト・アルバム2(水星社編・音楽之友社)1998年
関連URL [作詞者関連]http://members.jcom.home.ne.jp/0937044701/

 

考察・『誰も知らない』
 『誰も知らない』には、上記解説でも触れたように、その映像と歌においていくつかのバージョンが存在する。映像については、和田誠さんと中原収一さんのアニメーションを組み合わせた“初回版”、そしてその後作られた和田誠さん単独による“リメイク版”が確認されている。
 ただし、ここでいう“初回版”は、映像を制作された和田誠さんによれば、本番用ではなく“テスト版”で、その後あらためて正式なものを制作し、1961年の初回放送時にはその“正式版”が放送されたという。すなわちそれが、ここでいう“リメイク版”の映像にあたる。ただ、この“正式版”が、初回放送時にどのように放送されたかは不明。和田誠さんの単独バージョンであったのか、中原収一さんバージョンとの組み合わせだったのか、またその場合、現在“初回版”(和田誠さんのいう“テスト版”)として残る映像での中原収一さんバージョンもまた、“テスト版”なのか、そうであるならば、こちらにも“正式版”が存在するのか、いくつかの疑問が残る。
 歌についても、“初回版”のように歌詞の3番を省略したうえで2回繰り返して歌われたバージョンと、省略がなく繰り返しもないバージョンがあり、また、未確認ではあるが合唱付きバージョンの存在も資料上には残っている。
 これらの映像と歌の組み合わせにおいて現時点で映像資料として確認できているのは、和田誠さんの“テスト版”と中原収一さんバージョン(これが“テスト版”か否かは不明)を組み合わせ、3番を省略して2回繰り返して歌われた“初回版”(便宜上そう呼ぶ)と、省略・繰り返しなしで歌われ映像には和田誠さんの“正式版”が使われた“リメイク版”の2バージョンである。歌は何れも楠トシエさんがひとりで歌っておられ、曲の長さ(時間)は、“初回版”が約3分、“リメイク版”が約2分となっている。曲の長さから考えると、初回放送時に『誰も知らない』と併せて放送された『おお牧場はみどり』は約2分の曲なので、3分の“初回版”だと計5分となり辻褄があう。
 ちなみに、時間に関していうと、1965年放送時の『誰も知らない』との組み合わせ曲『冬の行進』(12月)、『さあ太陽を呼んでこい』(翌1月)は、それぞれ約2分と約3分の曲であり、『冬の行進』は2分の“リメイク版”と合わなくなってしまう。ただ、『冬の行進』に関しては、放送音源での確認ができていないため、放送では前奏や間奏を長めに入れるなどして、曲を引き延ばした可能性も否定できない(実際、放送時の組み合わせ曲との時間の調整のため、長いバージョンと短いバージョンの2種類が放送された曲の存在が確認されている)。1961年放送時に関しては、組み合わせ曲は常に『おお牧場はみどり』であったため、『誰も知らない』が3分だったことは間違いないと思われるが、時間はその判断の最終的な決め手にはならないと言える。
 以上のことから、1961年初回放送時に使用された映像について考えられる可能性としては、(1)和田誠さんのパートに関しては、“正式版”(すなわちここでいう“リメイク版”)が使用され、これと現存する“初回版”に見られる中原収一さんバージョンが組み合わせて放送された、(2)ここでいう“初回版”はあくまで“テスト版”であり、和田誠さんと中原収一さんとの組み合わせバージョンは放送では使用されていない、(3)確認はされていないが中原収一さんバージョンにも“正式版”が存在し、和田誠さんの“正式版”との組み合わせで放送された、(4)現存の“初回版”すなわち、和田誠さんが“テスト版”として制作したものがそのまま放送にも使われてしまい、その誤りを償う意味で和田誠さんの“正式版”を使った“リメイク版”が放送期間中にあらためて放送された、などがあげられる。
 なお、1965年放送時の『誰も知らない』の映像は、和田誠さんの“正式版”だったことは間違いないと思われるが、その時の歌が各種資料に見られるように合唱付きバージョンだったかどうかは確認できていない。
[参考:「NHKみんなのうた絵本1 誰も知らない・4人目の王さま」(童話屋)]

 

ページ作成:2003.01.06(最終更新:2011.06.08)


素材:きらき☆らんど


[NHKみんなのうた非公式サイト−みんなのうた缶 (by ねむりたり)]