鉄筋コンクリート造の住宅の一室を改装したものです。
改装前の板張りの壁とクロス張りの天井を取り払い、壁・天井ともに漆喰塗としています。
漆喰は、貝灰というものを使っています。近寄るとほんとうに微小な黒い粒が入っているのがわかりますが、そのせいか単に白いだけではなく、独特の光の吸い込み、反射の感じがあるようです。

壁と天井の取合い部分は、3分(約9mm)の半径の円弧をつけて、天井へ柔らかく光がまわるようにしています。
窓のまわり壁の出隅部分はピンと角を出して、シャープな光と影が窓のまわりに出るようにしています。
こんなことができるのも、左官仕事ならではです。


創業 昭和43年  左官工事・壁塗替   南雲工業  東 京・葛 飾  ページ開設 01.4.27