12の眼上映会 伴野監督特集 観客アンケート
◆女優 正木佐和さんの演技が最近の作品になるほど女優らしくなって行くのがすごく分かりました。「トトオ」は、のめり込んでしまいました。どの作品もアングルがとても良い感じですネ。自主映画らしさが、すごく身近に感じられて良かった。(25歳・女性)
◆2本目、3本目、4本目と、だんだん作品にのめり込んでいってしまいました。描写が独特なので、シーンごとにメッセージを受け取ったり想像したりして観れて楽しかったです。時代を感じさせる小物、背景のこだわりがスゴイと思いました。正木さんの自然な演技が素晴らしかった。(32歳・女性)
◆どの作品も空気感がとてもよかった。映像にひきこまれました。(22歳・女性)
◆何よりも今回一番いいなと思ったのは女優の正木さんです。すごく映像になじむ存在感といったらいいのでしょうか。声がとてもきれいな方だなぁと思って観てました。(26歳・男性)
◆「トトオ」を観れたことがとても幸せでした。自分が忘れていた昔の記憶がよみがえりました。親から離れることばかり考えていましたが、もうちょっとそばに居ようと思いました。(25歳・男性)
◆最も感じたことは、フィルムっていいなぁ!ということでした。僕も映画を撮るのですがフィルムの知識がありません。きっと単にフィルムは良い!っていう以上に伴野さんはフィルムが好きなんだろうと感じる映像でした。DVに限界があると端からあきらめたくはありませんが、伴野さんの作品を観ていてあらためてフィルムへの憧憬が強くなります。透明感があって、でもひとつひとつの“生活”を大切に手ですくうような映像で、とても勇気が出ます。最近、軽いとしか感じられない自主映画をたくさん観て、まだまだ初心者である僕は所詮、自主映画ってこんなもんなのか!?って何だかモチベーションが下がっていました。伴野さんの作品を観て涙が出そうでした。「所詮」なんて!っという感じで。(27歳・男性)
◆ユウタ君かわいすぎ★画のなんと力強く優しいことか★夜のカットはやはり印象的★正木さん、成長の軌跡は伺えましたが、最初の作品から「輝き」を放っていました。★アフレコ特有の「近い」セリフが素敵★吉田さんのモノローグが最高★感動しました。書ききれません…。 目標であり、尊敬、畏怖する伴野カントク。人柄も素敵です。やはり映画をつくるのは「人」であると感じました。こんなふうに伸び伸びと映画を作れるのって素敵です。打ちのめされつつも、大変刺激を受けました。(男性) 
◆感覚が僕のツボにスッポリでした。何か言葉にできないような大事な人への感覚…僕も何らかの手段で表現できたらと思います。「砂とそら」も好きですね。画もうまいし、こだわりが感じられました。(25歳・男性)
◆作品全体を通して記憶の扉が叩かれて、どんどん自分の心の記憶が呼び起こされるようでタイムトリップをしているようだった。決して自分の生きた時代というわけではないのに、今この時代を生きる自分の中に共通する部分、幼い頃やまだ見ぬ自分の未来のように感じられた。何でもないささやかな日常が、とっておきになる。ささやかなことが、すごく特別で。心の奥に凍っていたものが温かく優しく解けて流れ出て行くみたいに、ふんわり優しい気持ちになれました。伴野さんがおっしゃっていたように、映画が自分の人生や記憶や心に語りかけてきて、幼い頃のおばあちゃん家や、子どもの頃に住んでいた場所の懐かしい匂い、記憶、風景がよみがえりました。「トトオ」でふたりがスイカを食べるシーンが好きです。私もあんなふうにスイカを食べたいと思いました。(26歳・女性)
◆「砂とそら」、今回はじめて観ましたが、なるほど。きっと原点はここにあるんだろうなと思いました。トークショーで本人もおっしゃっていましたが、伴野作品で印象的なものには確かに「雨」は印象深いですね。あと私は「空」が大変心に残ります。「Banno-Blue」とも言うべき空がとても好きです。「トトオ」では、雨、夜、空とも、より一層磨きがかかり、今までの中でも一番お気に入りになりました。誰の心の中にでもある部分、そして懐かしいような、初めてのような…そんな部分が作品を形づくっているのでしょうね。“撮影地”を聞いてみたいような、でも鑑賞者ひとりひとりでフリーハンドで思い描いて良いのだという部分を残してくれる作風をこれからも期待しています!(30歳・男性)
◆「マリア」は短いながらも奥深く感じました。戦争時代の中にとり残された1人の人間の心の中に女神のような存在の彼女。とっても大切な存在だったんだろうなって思いました。「山田君ノ布団」はすごく良かった!観ていて、引き込まれちゃいました。中でも花火しているシーンはすごく幻想的に感じた。最後に大阪駅のホワイティ梅田の中を布団を背負って歩く山田君。ある意味新鮮で本当に面白かったです!!「砂とそら」セリフのそんなにない中で良かったです。セリフの中で「砂とそらしかみえへん」っていうのが印象的でした。「トトオ」の原田さんの曲が、やっぱり原田さんワールドだなって。感動しました。また原田さんとのコラボレーションも期待しています。(26歳・女性)
◆京都から出てきて素直に良かったと思います。観る前から、かなり期待していたのですが、全く裏切られず、それどころか見入ってしまいました。(23歳・女性)
◆面白かったというか、心地よかったです。なんかリラックスして観れるというか、うまい表現の仕方がわかりませんが、とにかくよかったです。(28歳・男性)
◆「トトオ」すごいよかったです。いろいろ自主映画を観ましたが、はじめて「映画」を観た気がしました。なんかいろいろ書きたいですが、うまく言い表せません。(28歳・男性)
◆最近の日本映画にはないリズム。もう一度みたいです。(24歳・男性)
◆詩のような、コラージュのような、だけどいつのまにか映像が川が流れるようにサラサラと流れるように終わっていく不思議な感覚があります。ジワーッとつらくなる思いもありましたが、最後は観に来てよかったと思いました。いつも忘れてはいけないことを忘れてしまうことを思い知らされました(28歳・女性)
(上映会アンケートより一部を抜粋させていただきました)

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