「ありがとう、ジョニーローラーさん。」あとがき

「100ある目のサイコロを振って100が出たような公演でした。」
今回の公演は非常にチャレンジの要素が強い公演でした。

そして努力だけの力だけでなく「運」「奇跡」が生んだ公演のようにも感じます。
まぁ、もちろん企画公演ということで多少の波乱は予想していたのですが具体的に言いますと、まず無知で文才のない私がはじめてコントではない脚本を書いたということ。

劇団を運営していく上で必要不可欠な二人の主軸メンバー上田、古谷がまったく協力できない状況だったこと。

そして、究極はこの台本を書き出したのが三月中旬。完成したのが本番1週間前とすべての作業を平行しつつ生み出した作品だったということです。

役者含め、スタッフにも大変迷惑をかけたなぁと心底思います。

主催として言うことではないかもしれませんが、うまく行かない確率のほうが高かったと今振り返れば思います。

もちろん目指していたとは言え、あんなに素晴らしい作品になるとは、夢にも思っていませんでした。それは、明らかに自分以外の力が強く作品を面白くしてくれたおかげだと感じます。

パンフにも書きましたが本当に私自身がお客として、見に行きたいと何度も思えるものができて本当に良かったです。

お客様と同様に、団員それぞれ袖で目頭を熱くしておりました。
また、執筆のほうも機会があればチャレンジしてみたいと思います。

また、アンケートをしっかりと読ませていただきました。

いつも以上の多くの方より「笑いそして感動しました。」というコメントや「今日この作品とであったことで自分の人生を見つめ直してみます」などの心打つ感想を頂き とても幸せに感じております。

こうして今日、公演を無事終え、お客様としてご来場くださった皆様と作り上げた、このエンターテイメントの一時はジョニーローラーではありませんが一生の宝物の思 いでとして、子や孫にも伝えて行けたらなと思います。


これからも皆様の人生にほんの一時幸せなお時間を提供できれば幸いにと我々は お芝居を続けていきます。次回は7月です。
お会いできる日を心待ちにしております。

劇団クルクルかんらん車代表 垣内和紀

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