脚本家 古谷壮志の
「わーるど・いず・のっといなふ」
「ちょっと真面目な話」

前回まで堅苦しい話が続いたから何時もそんなことばっかり考えていると思う人もいるかもしれないと心配になってきたので、そうでもないということを今回は見せたいと思う。

まあ普段はろくなことを考えていないというのが正直なところなので、一寸その一部をお見せしよう。

古谷壮志ボツ企画ファイル

NO.1「熱血!はだか先生!」

とある高校に新任の教師がやってくる。それは頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能でいて熱血漢の正に否の打ち所の無い万能教師であった。だがしかし、彼には一つ大きな問題があった、それは彼が裸で授業を行なうということだった。

下らな過ぎる・・・我ながらよくこんな下らない企画を考えたものである。一応いろいろ設定も考えてあり、はだか先生の赴任する高校には保健室に「おかま先生」なる人物がおり、元々男なのだが性転換しており、性転換してからレズビアンになったという変わり種で、保健室の先生という立場から学校のいろんな人から悩み相談を受け、それを逆手にとって学校にいるあらゆる人間の弱みを握っているという、恐ろしい教師なのだが、内心ははだか先生にひかれているという訳の解らないキャラ。

そして主人公のノビル君(かなり妬み深い性格)がいじめられた腹いせに復讐をしようと相談を持ちかけてくるのに対して、その計画をたててくれるというとんでもない一面も持っている。

そういった生徒や同僚の教師たちとはだか先生との交流を通して、現代社会の矛盾や学校教育の在り方について問い掛けていく作品(ウソ)の筈だったのだが、馬鹿馬鹿しすぎてボツになった。

古谷壮志ボツ企画ファイル

NO.2「俺は裸だ!」

「はだか先生」シリーズの第二作目。クラスの生徒の一人が不登校になってしまい。はだか先生はあの手この手で何とかその生徒を登校させようと四苦八苦する。

一作目も実現していないのに二作目まで考えていたというのも馬鹿な話だが、タイトルからして馬鹿馬鹿しい。裸かどうかなんて言われなくても見れば解るのだが・・・。

一応、二作目からは教育委員会から指摘された為に、はだか先生は股間だけはポシェットで隠しているのだ。その名も「四次元ポシェット」(ギリギリやなあ・・・)

そして不登校の生徒はというと、「先生が服を着てくれなきゃ嫌だ!」とか言うのである。先生はこう言う「そんな小さい事で悩むんじゃない!」服を着ること事態が当たり前の事なのだが、そんな事で悩んで不登校になる奴って・・・その上、それに対して「そんな小さな事・・・」とは。

自分で考えていてほとほと下らなくて、公演とかしなくて良かったなあとつくづく思う企画である。
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