沢山の方からお問い合せを頂いた、菌床4倍増計画について紹介したいと思います。菌床ブロック1個・生オガコ10L・フスマ500cc・水1700cc
準備するもの
今回使用した菌床はエノキのオオヒラタケ菌床と 菌床に使われているのと同じエノキの生オガコです。 |
手順
1) 生オガコ10Lにフスマ500ccを混ぜます。 この時完全に混ざるまでは水を入れないでください。 生オガは、レンジで加熱殺菌する必要はありません。逆にレンジで加熱するとカビを抑える物質まで殺してしまうようです。 |
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2) 水1700ccを入れて良くかき混ぜます。 ケース、手をアルコールで消毒してください。あまり神経質になる必要はありません。水分量は、少なすぎると菌が回らなくなります。 |
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3) 菌床ブロックをマット状にして、生オガコと混ぜてください。 | |
これで出来上がりです。あとは、ビンに詰めるだけです。 | |
大体4倍の量を作ることが出来ますが、菌が回るには2〜3週間かかります。生オガコを増やせば出来上がりの菌床の量をどんどん増やせますが、菌が回るのに時間がかかりますし、雑菌にやられる確率も高くなります。 菌床管理温度には、20℃以上必要です。 また、廃オガによる菌床倍増は菌が回らないようです。 |
コスト
1ブロック800円、10Lエノキの生オガ約700円、フスマ10円で500ccのビンが28本出来ました。
500cc1本あたりのコストは、約55円です。
成功例・失敗例
エノキのオオヒラタケ菌床+エノキの生オガコ | カワラタケの菌床+エノキの生オガコ | |
全く菌が回りませんでした。 カワラタケは不向きなようです。 |
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10日後、きれいに菌が回りました。4倍増成功です。 |
応用編
菌床ブロック製作
ビンの代わりに100均で売っている食パン用のシール容器に詰めます。
10日後、菌がかなり回ってきました。 1ヶ月位でブロックが出来そうです。種菌さえあれば、いくらでも培養出来そうですが・・・ |
これ以上書くと菌床屋さんからクレームが来そうなので辞めておきます・・・。
今回の実験について・・・
全ての菌床・生オガコで実験したわけではありません。
菌の種類・強さ・温度・環境等諸条件によって全てうまくいくとは限らないと思います。
結果について、当方では一切責任を持ちかねます。
実験される方はあくまで自己責任で挑戦してください。