グランデスの飼育方法


Dorcus Grandis Grandis

 

産まない虫で有名なグランデスもやり方さえ間違えなければかなりの数の卵を産みます。
グランデスは、体内時計がしっかりしているようです。
5〜6月から発生して7〜10月ぐらいに産卵します。この時期をはずすといくら温度管理をしていても全く産まない傾向があるようです。これがメスの当たりはずれのゆえんではないかと思います。

<成虫のぺアーリング
グランデスは、たまにメスを殺す場合がありますので、強制交尾をお勧めします。 出来れば、新成虫のオスよりワイルドか古オスとの交尾をお勧めします。
メスだけでなく、オスも熟成の時間がかかるような気がします。

<産卵>
交尾を終えた後、すぐには産卵セットに入れず、1ヶ月ぐらいミニケースで十分に栄養のある餌を与えて熟成させてください。すぐに産卵させると卵や幼虫が微弱だったりメスが突然死する場合があります。
交尾してから熟成させるのがポイントかもしれません。

<セットの方法>
材 柔らかくて太い材をお勧めします。グランデスは、材の中に穴を空けて産卵します。
私の経験から霊芝材が効果的です。
マット には産卵しないので、あまり気を遣わなくてもいいでしょう。
基本的にオオクワと同じですが、乾燥には弱いので注意してください。

<飼育日記>
4月10日  グランデスの♀2匹を強制交尾させてから、飼育ケースに入れた。
<セット>
・・・霊芝材(砂埋の霊芝材)土埋の霊芝材は柔らかすぎて産卵材にはむかないようにおもいます。
マット・・・オオクワのセットと同じ埋め込みようのマットで水分は、普通 。

5月 6 日  Aセット 霊芝材が、ボロボロに囓られているのでまだ早いと思いながら材割りをする。 なんと幼虫6匹確認。横に置いていたクヌギの産卵木には全く生まず。

5月13日  Bセットも Aセットと同様に霊芝材がボロボロに囓られていたので材割りをする。 幼虫5匹確認。Aセット同様クヌギの材は、全く手つかずだった。 両方のセットともに霊芝材ににする。 その後同じ方法で1ヶ月に1回のペースで材割りをした。

9月10日  グランデスA・Bで約60匹の幼虫が採れた。Bの方は夏に☆になったが、Aはまだ産んでいる。

11月17日 3本目の菌床交換。オスは、30グラムUPの幼虫が10匹以上いた。 最終的に40グラムUPで80mmが目標。ちなみに菌床は、エノキの菌床を使用。

2月に入って、部屋の温度が少し高かったのか蛹化が始まった。
もう2,3ヶ月は、幼虫でいてほしかった・・・これでは70mmUPがやっとのところかな?

6月になって続々と羽化し始めた。
♂は平均で73mm、最大80mm 。♀は最大52mmぐらいでした。

 


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