ヒラタクワガタ(国産・外産)

飼育難易度A
特に最近輸入されている外産ヒラタクワガタはサイズも大きく飼育方法も簡単です。
初心者にはもってこいの虫ではないでしょうか?
♂が凶暴ですので♀殺しをする場合がありますのでポイントだけ押さえて下さい。

☆ 産卵セット
準備するもの ・良く発酵したマット・クヌギやナラの柔らかい材
<作り方>
良く発酵したマットを水分多めにして(マットを握ってお団子が簡単にでき、崩れないぐらい)
材も水分多めにして下さい。
飼育ケースの底に良く発酵したマットを固く詰めます。
水分多めの柔らかい材の皮を剥いて置き、マットで埋めます。マットの硬さはそこそこでいいです。
ここからがpoint

よく♂が♀を殺しますので複雑なレイアウトにして♀の逃げ場を作ってやって下さい。

♂を先にケースの中に入れ、ケースの中で慣らしてから2日後位に♀を入れて下さい。セットを組んですぐに♂・♀を入れると♂がいらだって攻撃的になり♀を殺す場合があります。
♀は、熟成した♀を入れて下さい。新成虫はダメです。

☆幼虫飼育
◎ 材飼育・・・材飼育でも大きくなりますが、幼虫の育つのを見て楽しむのであればあまりお勧めはしません。サイズはそこそこ大きくなります。安全な飼育方法です。  
◎ マット飼育・・・ よく発酵した添加剤入りマットでかなり大型個体ができます。初令で入れると落ちる個体がありますので2令ぐらいにしっかりしてからでも遅くないです。
◎菌床飼育・・・ 大型個体を狙うのであれば菌床飼育がベストでしょう。
クヌギ100%はお勧めできません。ブナ系、ナラ系、エノキ系など水分多めの菌床がヒラタには適しています。ショップで確認してから購入して下さい。

☆ 飼育管理
ヒラタは強制交尾をしてから♀単独で産卵セットに入れるのがbestです。私の場合は、♂♀一緒にいれています。上記のセットのpoitさえ押さえればあまり事故はありませんでしたが真似をして事故にあっても責任はとれないです。心配な方は、♀単独で飼育して下さい

☆ポイント
ヒラタは、そんなに難しい種類ではありません。いかに♀殺しを防ぐかです。
卵はマットにも材にも産みますのでマットは良質のマットにして下さい。うまくいけば100個ぐらい産みます。
外産の場合は、高温に弱い種類があります、30℃を越えないほうが無難でしょう。