メンガタクワガタ(Homoderus mellyi Parry)
アフリカ東部タンザニア

♂30,1mm〜53,6mm
♀27.6mm〜29,2mm
飼育難易度B

☆ 産卵セット
材は基本的にクヌギでもナラでもなんでもいけそうです。柔らかめの材の皮をむいて水分は少し多めでセットしてください。
基本的にはヒラタのセットと同じです。 1ヶ月ぐらいで、産卵痕が確認出来たら、新しい材に入れ替えます。 材だけを管理して1ヶ月後に割り出してください。かなり多産ですので2ヶ月ほどで卵や幼虫が、50〜100ぐらい採れます。

☆幼虫飼育
菌糸瓶、添加剤マット、材飼育どれでもいけますが一番結果が良かったのは材飼育です。 柔らかめの材にドリルで穴をあけ、幼虫を入れて材飼育するだけで、材交換なしで8ヶ月ぐらいで成虫になります。材飼育の成虫はすべて50@UPの頭楯の発達した大型個体でした。
菌床では、ギネス越えの60mmupもでています。

☆飼育管理
夏場、高温になると成虫、幼虫は大丈夫でしたが卵は全部☆になった経験があります。
30℃を越えない方が無難みたいです。

☆ポイント
♀の熟成に半年位かかります。♀がエサを食べずに☆になることがよくあります。
羽化後4ヶ月位で強制交尾をさせて産卵セットに入れておくと卵をたくさん産みます。
♂がよく♀を殺しますので注意して下さい。
アフリカのクセのある虫ですのですが、産卵形態が解ればかんたんです。

飼育日記
ワイルドで1999年に初入荷したので、F1で成虫を育てるのは、今年が初めてのため情報不足です。 意外だったのが、羽化してから6ヶ月ぐらいしてからやっと餌を食べはじめました。 色虫にしては、時間がかかりすぎているので寿命は、長いのではないかと思います。今後の様子を見たいです。1月5日 ワイルドの成虫の情報ですが、材は選ばず、水分は、多めがいいみたいですよ。 卵は、1匹で50ぐらい産むようです。
3月21日  交尾しそうもないので、強制交尾をしてセットしました。
3月28日  セットして1週間で、なんと♀が★になってしまいました。交尾が早すぎて死んでしまったのかと後悔してます。
4月21日  念のため材割りをしました。まさか幼虫が採れると思ってなかったが、なんと36匹の幼虫が採れました。ひょとして1度に沢山卵を産んで死んでしまうのではないだろうか?いまだ未知のむしです。 解らない虫は、材飼育とマット飼育にしました。
11月20日  そのまま、ほったらかしていたので、材交換をしようとみてみるとすべて成虫になっていました。 オスは、ほとんど50mmUP、ほぼワイルドギネス級でした。 メンガタには材飼育がかなりあっているようです。

 

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