ノコギリクワガタの地域別個体差
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リュウキュウノコギリクワガタ
沖縄ノコギリクワガタ(Prosopocoilus dissimilis okinawanus )
F2,63mm 大歯 F2,45mm中歯 F2,32mm小歯 W,62mm大歯黒化型 F1,♀36mm 頭楯
沖縄本島北中城村産の累代品です。アゴの湾曲は少ないタイプでは最大個体です。
(♂34〜72,♀25〜32) (GUNさん所有)
久米島ノコギリクワガタ (Prosopocoilus dissimilis kumejimaensis )
F1,54mm中歯 F1,33mm 頭楯
中歯型、一般に同種はオキナワノコギリに比べ、オオアゴが太短くなる傾向が有るといわれて居り、この個体はその特徴が良く出ているように感じます(GUNさん所有)
トカラノコギリクワガタ(Prosopocoilus dissimilis elegans )悪石島
F1,60mm大歯 F1,40mm小歯F1,♀34mm 頭楯 オレンジ色の個体がほとんどで 稀に黒化型が出る。大歯型は、人気種!
沖永良部ノコギリクワガタ(Prosopocoilus dissimilis okinoerabuanus )
F2,54mm大歯
F2,♀30mm 頭楯mm リュウキュウノコギリの中では小型ですが、トカラノコのようにオレンジ色の上羽根
が特徴です。大型サイズになると 色がはっきりしなくなります。最近はほとんど出回っていません。
奄美ノコギリクワガタ(Prosopocoilus dissimilis dissimilis )
奄美ノコがリュウキュウノコの中で最大個体。。70mmUPを超え大歯型になると迫力満点!最大79mm
F1,57mm中歯 頭楯
九州南部離島型ノコギリクワガタ
三島硫黄島ノコギリクワガタ (Prosopocoilus inclinatus mishimaiouensis ssp)
F1,39mm短歯 頭楯
九州南部離島型クワガタの中で新亜種。大アゴの発達は悪く、60mmを超えないと
大歯型になりにくい。赤褐色から黒褐色で光沢のある個体。ただ今ブリード中。来年は大歯型を作ってみたい。
黒島ノコギリクワガタ
九州南部離島型の典型です。アゴの湾曲は強く光沢があり赤みのある個体が多い
W62mm大歯 W41mm小歯 W♀39mm 頭楯
タカサゴ型ノコギリクワガタ
タカサゴノコ (Prosopocoilus motschulskyii )
頭楯の形から琉球ノコとは別種です。
F1,49mm大歯 F1,♀26mm 頭楯
♂で55mmを超える個体は稀である。(産地:台湾・彰化県・渓湖産WF1 )
(♂26〜61,♀24〜28 )
本土ノコギリクワガタ
本土ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus )
F1,61mm大歯 F1,53mm中歯 頭楯
本土ノコは大アゴが強く内側に曲がり南西諸島のクワガタとアゴの形が明らかに違います。
複眼の前と後に横に突き出ている。頭楯 の先がとがっていてこれも南西諸島と違う特徴です。本土ノコは、世界に誇れるノコギリ属です。(北海道産F1、GUNさん所有)