ペイロニスコクワガタ(Dorcus peyronis)

トルコ南東部アラヤン近郊産

ジュダイクスミヤマのおまけとして入荷した虫です。のこ虫を狙っての入荷は無いと思います。
飼育にはクセがあります。それなりに生態が解れば累代できるレベルです。

飼育難易度D

☆ 産卵セット 
産卵は、良く発酵したマットと軟らかい材で産卵します。温度も25℃前後で問題ないと思います。
産卵に関しては、さほど難しくは無いです。
♂・♀の熟成に非常に時間がかかります。1年間位は平気で寝ます。気長に飼育して下さい。

☆幼虫飼育
産卵はさほど難しくはないですが、幼虫飼育はクセがあるような気がします。
マット飼育でも、オオヒラタケの菌床でも順調には育ちません。カワラ菌床でしかなかなか成虫までもっていけない種です。
こんな虫もいるのですね。
3令後期かそろそろ前蛹かなと思ってからが意外に長いです。捨てビン3本目にやっと前蛹になりました。黄色くなってから半年幼虫のままでした。カワラ菌床ですので劣化が気になります。捨てビンはマメに交換しないと最後で★になりますので注意して下さい。

☆ 飼育管理
羽化後1年ほど寝ます。その間に死なないように注意して下さい。

☆ポイント
幼虫。成虫とも熟成に非常に時間かかる虫です。気長に飼育してください。