ウムハンギノコギリクワガタ(Prosopocoilus umhangi)
アフリカ東部タンザニア

♂28.2〜69.1mm
♀32.2〜33.8mm
飼育難易度C

☆ 産卵セット
日本のノコギリクワガタと似ているので、国産ノコギリのセットを組む人もおられるようですが、
アフリカの虫は基本的にマットの上に材を転がすだけのセットで産卵します。
ナラ・コナラなどを皮を剥いてフンマットに浸けた柔らかめのバクテリア材で産卵しています。
以前はクセのある虫で産卵は難しいと言われていましたが、最近ではさほど難しくない種です。


☆幼虫飼育
菌床でもマットでも対応できます。
菌床ならカワラの菌床、マットは良く発酵した自家製マットでBe-KUWAギネスを出しました。

☆飼育管理
温度は常温で問題ないと思います。

☆ポイント
ワイルドは、♀の状態が良ければ産卵は難しくないでしょう。
問題は累代品です。
ワイルドは羽化してから半年以上寝ます。
累代品は蛹室から出せば数カ月で後食が始まりますが、すぐに交尾をさせると♀が突然死することがありましたので注意して下さい。
雨期・乾期のはっきりした場所に住む体内時計がしっかりしている虫は、産卵の時期がはっきりしています。
自然界ので発生は4月頃からです。この頃からブリードすれば問題ないでしょう。