ヨーロッパミヤマ(Lucanus cervas cervas)

飼育難易度B

☆産卵セット
マット(黒マット)。ミヤマ用のマットは売っていますが、私の場合はノコギリなどに使用した発酵マットで十分です。
マット作成
腐葉土4分1、黒マット4分3を混ぜて出来上がりです。ダニなどがいますのでレンジで加熱消毒して下さい。基本的にマット産みです。マットは、底3分の1を固く詰めて、残りは柔らかめに詰めます。

産卵に関してヨーロッパミヤマは、あまりマットを選り好みしません。水分少し多めの発酵マットで十分なようです。
国産ミヤマに比べれば産卵はかなり簡単です。(国産ミヤマの産卵は、難易度Dクラスです)

☆幼虫飼育
良く発酵したマットで十分です。高温には注意して下さい。
菌床は合ってない種類だと思いますが、カワラの菌床ならいけそうです。


☆飼育管理
後食後2〜3ヶ月位しか生きないので短期勝負です。高温多湿に注意です。
25℃位がベストだと思います

☆ポイント
幼虫で購入すると♂♀がなかなか同時に羽化しません、ワイルド成虫ペアー・F1の成虫ペアーから飼育したほうがいいと思います。ミヤマは最低6ヶ月〜10ヶ月位休眠が必要です。新成虫は、9月、10月羽化の個体で翌年5月位に活動するのがベストです。一度越冬させないと産卵はしないと思います。
早く活動させようと、温度を上げると活動しエサを食べ始めますが産卵せずに死ぬ場合があります。無理に活動させるのは避けたほうがいいでしょう。

 

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