台湾ツノボソオオクワガタ(Dorucus gracilicornis Benesh)
台湾の固有種で海抜800〜2500mの所にいます。

 

♂23mm〜45mm
♀23mm〜31mm
飼育難易度C

☆ 産卵セット
ツノボソは、まるっきり産卵しないと言う人が多い虫です。
非常にデリケートで、マットのより好みが激しい虫です。マットさえ間違わなければ、あとの幼虫飼育などはそれほど難しくない虫です。
以前は、赤枯れマットで産卵させていましたが、現在は良く発酵した微粒子の黒マットで産卵可能です。
マットの底5センチ位を固く詰めて、産卵の足場のために必要な材を置き、その上にマットをやや固めに詰めます。
温度は高山系ですので、18〜23℃位がベストです。そこまで温度を下げられない人は、夏期は25〜28℃で管理して春先か秋に産卵させることをお勧めします。

☆幼虫飼育  

卵はケースの底に産んでいました。幼虫は、とても小さいので3令になるまでそのままにしておいたほうが無難かもしれません。私の場合は、小さい虫ほど大ケースで飼育して、そのまま成虫までもっていく場合もあります。ケースが小さいとマットの劣化が早くなるので大きなケースがいいです。

最新の飼育方法としては、カワラ菌床で大きくなります。
カワラは管理が難しく劣化に気をつけて下さい。粗めのカワラ菌床をお勧めします。
タイリクツノボソで60mmUP、台湾ツノボソは50mmUPは狙えます。

☆飼育管理
標高の高いところにいますので、23℃前後で管理しましょう。
大型を狙うのであれば、もう少し温度を下げたほうがいいでしょう。

☆ポイント
飼育温度が大切なような気がします。

 

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