アンティーク店で購入したリモージュの陶磁器

4月29日(日)14:00 アンティーク店ヘリモージュの陶磁器を買いに
アンティーク店ヘリモージュの陶磁器を買いに
アンティーク店ヘリモージュの陶磁器を買いに


薩摩焼きー沈寿官窯


ヨーロッパの人が日本の薩摩焼を気にいってかなり豊富に買い求めて本国に持って帰るという話は聞いていたが、これほど薩摩焼がニュージーランドで見られるとは思わなかった。
写真に示している薩摩焼きは私が鹿児島県の薩摩焼の本場である沈寿官の窯元にわざわざ買い求めに行って、手に入れた品物である。
現在は第14代の沈寿官がここで作品を制作している。
司馬遼太郎の本にも取り上げられている窯元であった。
有田でも、この薩摩でも、はっきりしていることは、秀吉が朝鮮征伐で攻めていったときに、日本に連れて帰った陶工たちの子孫であることは間違いない。これが現在第14代に当たるということである。
この品物は実際に窯元まで行ってそこで買い求めた品物であるから本物であることは間違いない。
沈寿官という名も明記されている。
非常にデザインがシンプルで、さっぱりしているのが特色である。

東京の帝国ホテルの陶磁器専門店で買い求めた薩摩焼き


この下の方の薩摩焼きの1品は、東京の帝国ホテルの陶磁器専門店で買い求めた品物である。
このデザインは非常に外国人が好みそうなデザインであった。
非常に腕がよくデザインも見事に描かれているので帝国ホテルで買い求めたものである。
さすがに、外国人の客の多い帝国ホテルにはこの様な薩摩焼が外国人に気に入られるのでわざわざ展示販売されているようであった。
販売店のオーナーの話を聞くと、現在これだけの品物を造る技術者はなかなか数が少なくなったということであった。
本場の鹿児島県の薩摩焼きの地元に行ってもなかなかこれだけの品物を買い求めることはなかなか難しい。


有田の柿右衛門窯


これは有田の柿右衛門の焼き物である。
やはりこれも非常にデザインがシンプルで、すっきりしているのが特色である。
これも私が九州の有田の柿右衛門の窯元にわざわざ行って買い求めたものである。
現在14代目の柿右衛門が焼き物を作っている。
くしくも、沈寿官と柿右衛門がいずれも14代目というおもしろい巡り合わせであった。
やはり、朝鮮から連れて帰られた時代がおんなじ時代に要因があるのであろう。
柿右衛門の場合には人間国宝に指定されているが、これは第14代柿右衛門個人ではなく柿右衛門という窯元のグループが国宝に指定されているという非常に変わった形式である。
このお皿の裏書きにはやはり柿右衛門という名前が入っている。
ニュージーランドのアンティーク店をいろいろ見て回ってかなりこのような日本の陶磁器に出会うことができたので、今度ニュージーランドに行くときには反対に柿右衛門とか鹿児島県の薩摩焼きの品物を持っていって、これらのアンティーク店に見せたらどんな反応するか、それが今後の楽しみである。
私がアンティーク店で見た品物の印象は薩摩焼にしても、いまいちデザインが私にとっては気にいらないというか、絵もしっかりかけていないというか、あるいはアンバランスというか、とにかくたくさん展示されている薩摩焼の品物でもいまいち気に入った品物がなかった。
それは値段が高かったことに起因しているのかもしれない。
とにかくニュージーランドのアンティーク店でこれら薩摩焼などの焼き物が展示即売されていたが、非常に値段が高いことが印象的であった。
こんなに高い値段を出してまで買い求めたいとは思わないといった印象であった。